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Channel: 倭人伝を解く
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山海経の感想

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山海経の感想

動物類は現在、東アフリカ、西アジア、インド等にいる動物が多くおり、北アメリカ大陸にいる動物はほとんどいないということがわかりました。
アフリカから陸を伝ってユーラシア大陸中央まで来ていたのだと考えます。
また中央アジアにある多くの砂漠はかつては海だった可能性があり、カスピ海から西へカザフスタン、モンゴルへと、海、川が繋がり、タクラマカン砂漠、チャイダム盆地も海であり、また北はエニセイ川、オビ川等により北極海に繋がっていたかもしれません。中央アジアには現在でも小さな塩湖が点在していて、名残があり、まだ水が干上がってからあまり年月がたっていないのだろうと思います。
今ではアジア内陸部にアザラシ、アシカ類がいると考えるのは不思議な気がしますが、カスピ海、バイカル湖にはアザラシが現在でも生息しているので、
そう考えると、もしかしたらいたのかもしれないと考えます。

また山海経の書かれた場所ですが、今の蘭州(金城)を中心とした一帯のそれほど広くはない場所の地理書だと思います。
というのは、崑崙の高山が、西山経、北山経、海外南経、海外北経、海内西経、海内北経、海内東経、大荒西経、大荒北経と、ほぼ全体に渡って記述されているからです。
崑崙とは音はクンロンと読めます。蘭州の西北に祁連山脈がありますが、祁連(チーレン)は崑崙と読めなくもありません。祁連山は標高5547mの高山です。
更に言及すれば、蘭州は金城と言われますが、蘭(ラン→カン)=金(キン)=漢(カン)?で、漢の旧地だったのかなとも思えます。

これからも少しづつ校正、修正を繰り返してまいりますので、よろしくお願いします。
明日からは、さっそくこのブログの本題に返りまして、魏書の扶余伝から始めたいと思います。

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