中次十経のはじめは曰く首陽の山と。その上には金属や玉が多く、草木が無い。
また西へ五十里、曰く虎尾の山と。その木はハジカミ、椐が多く、
封石が多い。その南側には赤い金属が多く、その北側には鉄が多い。
また西南へ五十里、曰く繁繢の山と。その木はナラ、モチノキが多く、その草は枝勾が多い。
また西南へ二十里、曰く勇石の山と。草木が無く、白い金属が多く、川が多い。
また西へ二十里、曰く復州の山と。その木は檀が多く、その南側には黄金が多い。
鳥がいて、そのかたちはフクロウのようで、トラフズクのような頭で、キジのような尾で、その名は曰く、オナガフクロウ、と。あらわれれば、その国は伝染病の大流行になる。
また西へ三十里、曰く楮山と。寓木が多く、ハジカミ、椐が多く、ヤマグワが多く、堊が多い。
また西へ二十里、曰く又原の山と。その南側には青い鉱物が多く、
その北側には鉄が多く、その鳥は鸜鵒が多い。
また西へ五十里、曰く涿山と。その木はクヌギ、ハハソ、モチノキが多く、その南側には㻬琈の玉が多い。
また西へ七十里、曰く丙山と。その木はアズサ、 檀が多く、弞、モチノキが多い。
凡そ首陽山の依拠するは首陽山より丙山に至る、凡そ九山で、二百六十七里。
その神のかたちはみな、白の瞼で、フクロウのような顔である。(オナガフクロウ)
そのこれをまつる望には、一つの璋、圭、璜を用い、神に供える米は、五種類の稌、稲、秠、稗、稷を用いる。
堵山は高い山である。その、これをまつるは、少ないごちそう、味わいの濃い酒で、禜の望には、一つの璧、璜を用いる。
騩山は、高くけわしい山である。そのまつりは、味わいの濃い酒、最上等のごちそうで、酒を地にそそぎ、神の降臨を願う祭りには、神につかえる者二人が祓い清める。禜には一つの璧を用いる。
また西へ五十里、曰く虎尾の山と。その木はハジカミ、椐が多く、
封石が多い。その南側には赤い金属が多く、その北側には鉄が多い。
また西南へ五十里、曰く繁繢の山と。その木はナラ、モチノキが多く、その草は枝勾が多い。
また西南へ二十里、曰く勇石の山と。草木が無く、白い金属が多く、川が多い。
また西へ二十里、曰く復州の山と。その木は檀が多く、その南側には黄金が多い。
鳥がいて、そのかたちはフクロウのようで、トラフズクのような頭で、キジのような尾で、その名は曰く、オナガフクロウ、と。あらわれれば、その国は伝染病の大流行になる。
また西へ三十里、曰く楮山と。寓木が多く、ハジカミ、椐が多く、ヤマグワが多く、堊が多い。
また西へ二十里、曰く又原の山と。その南側には青い鉱物が多く、
その北側には鉄が多く、その鳥は鸜鵒が多い。
また西へ五十里、曰く涿山と。その木はクヌギ、ハハソ、モチノキが多く、その南側には㻬琈の玉が多い。
また西へ七十里、曰く丙山と。その木はアズサ、 檀が多く、弞、モチノキが多い。
凡そ首陽山の依拠するは首陽山より丙山に至る、凡そ九山で、二百六十七里。
その神のかたちはみな、白の瞼で、フクロウのような顔である。(オナガフクロウ)
そのこれをまつる望には、一つの璋、圭、璜を用い、神に供える米は、五種類の稌、稲、秠、稗、稷を用いる。
堵山は高い山である。その、これをまつるは、少ないごちそう、味わいの濃い酒で、禜の望には、一つの璧、璜を用いる。
騩山は、高くけわしい山である。そのまつりは、味わいの濃い酒、最上等のごちそうで、酒を地にそそぎ、神の降臨を願う祭りには、神につかえる者二人が祓い清める。禜には一つの璧を用いる。