魏書　失韋国伝　始め

失韋國在勿吉北千里去洛六千里

失韋国は勿吉の北一千里に在り、洛（おそらくソウル？）を去ること六千里（一里１５０ｍ換算で約９００辧法（おそらく失韋は北朝鮮の狄踰嶺山脈の辺り？）

路出和龍北千餘里入契丹國

路（みち）は和龍（おそらく寧辺の辺り？）出でて北へ一千余里（一里１５０ｍ換算で約１５０厖召蝓砲之醒阿旅顱覆そらく清川江の上流の熙川の辺り？）に入る。

又北行十日至啜水又北行三日有蓋水

又、北へ行くこと十日で啜水（松花江の上流（紅石の南を流れる川）？）に至り、又、北へ行くこと三日で蓋水（牡丹江の上流？）が有り、

又北行三日有犢了山其山高大周回三百餘里

又、北へ行くこと三日で、犢了山（天嶺山？（牡丹江市の東南））が有り、その山は高大で、周回（まわり）は三百余里（一里１５０ｍ換算で約４５厖召蝓砲任△襦

又北行三日有大水名屈利又北行三日至刃水

又、北へ行くこと三日で大きい水（川）が有り、名は屈利と（おそらく牡丹江？）。又、北へ行くこと三日で刃水（松花江の支流？）に至り、

又北行五日到其國有大水從北而來廣四里餘名穄水

又、北へ行くこと五日で其国（勿吉伝で既出　黒竜江と松花江の合流する地域？）に到る。大水が有り、北より来て、広（川幅）さ四里余り（一里１５０ｍ換算で約６００ｍ余り）、名は穄水と。（おそらく黒竜江？）