其國東至新羅

其國東至新羅西度遼二千里南接百濟北鄰靺鞨一千餘里

その国（ソウルの辺り一帯？）は東に新羅（キョンジュ(慶州）の辺り一帯？）に至り、西に遼（京畿湾？）を渡ること二千里（一里１５０ｍ換算で約３００辧，そらく黄海南道のペンニョン島、テチョン島辺りまで）、南に百済（クム川（錦江）の平野辺り？）に接し、北に靺鞨（北朝鮮の中南部？）に隣すること、一千余里（一里１５０ｍ換算で約１５０厖召蝓法

人皆士著隨山谷而居衣布帛及皮土田薄瘠蠶農不足以自供故其人節飲食

人は皆、土着（士著＝土着？）で、山谷に随して居する。布帛（麻や絹などの織物）及び皮（毛皮）を衣（着る）する。土田は薄瘠（やせている）で、産農（＝農産（農業による生産物）？　蚕（サン）＝産（サン）？）は自供するには不足し、故にその人は飲食を節する。

其王好修宮室都平壤城亦曰長安城東西六里隨山屈曲南臨浿水

その王は宮室を修（かざる）することを好み、平壌城（おそらく水原市辺り？）に都する。亦、曰く、長安城ともいい、東西は六里（一里１５０ｍ換算で約９００ｍ）、山に随して屈曲し、南に浿水（川名）を臨む。