盎弗信曰公何為者
袁盎は信じなかった、曰く、「公は何を為す者か?」と。
司馬曰臣故為從史盜君侍兒者
司馬曰く、「わたしは以前従史と為って、君の侍児を盗んだ者です」と。
盎乃驚謝曰公幸有親吾不足以累公
袁盎はすなわち驚いて謝して曰く、「公には幸いにも親が有り、吾(われ)は公をわずらわすを以ってするには足(た)りません」と。
司馬曰君弟去臣亦且亡辟吾親君何患
司馬曰く、「君が去り次第、わたしもまたまさに吾(われ)の親を避難させて逃げんとす。君はどうして患(うれ)えるのですか」と。
乃以刀決張道從醉卒(直)隧[直]出
そこで、刀を以って道を切り開き、酔った兵の通路からまっすぐに出た。
司馬與分背袁盎解節毛懷之杖步行七八里
司馬とともに背を分けた。袁盎は節(使者の旗)の毛(け)を解(と)いて、これを懐(ふところ)に
しまい、(旗さおを)杖(つえ)にして、歩行(ほこう)すること、七、八里(一里150m換算で約1050m~1200m)、
明見梁騎騎馳去遂歸報
(空が)明らみ、梁騎を見て、騎乗して馳(は)せて去り、遂(つい)に帰って報告した。
袁盎は信じなかった、曰く、「公は何を為す者か?」と。
司馬曰臣故為從史盜君侍兒者
司馬曰く、「わたしは以前従史と為って、君の侍児を盗んだ者です」と。
盎乃驚謝曰公幸有親吾不足以累公
袁盎はすなわち驚いて謝して曰く、「公には幸いにも親が有り、吾(われ)は公をわずらわすを以ってするには足(た)りません」と。
司馬曰君弟去臣亦且亡辟吾親君何患
司馬曰く、「君が去り次第、わたしもまたまさに吾(われ)の親を避難させて逃げんとす。君はどうして患(うれ)えるのですか」と。
乃以刀決張道從醉卒(直)隧[直]出
そこで、刀を以って道を切り開き、酔った兵の通路からまっすぐに出た。
司馬與分背袁盎解節毛懷之杖步行七八里
司馬とともに背を分けた。袁盎は節(使者の旗)の毛(け)を解(と)いて、これを懐(ふところ)に
しまい、(旗さおを)杖(つえ)にして、歩行(ほこう)すること、七、八里(一里150m換算で約1050m~1200m)、
明見梁騎騎馳去遂歸報
(空が)明らみ、梁騎を見て、騎乗して馳(は)せて去り、遂(つい)に帰って報告した。