居在諒暗不動兵甲是以偃息未捷
国(くに 居(キョ)=国(クオ)?)は諒暗(=諒陰 喪に服している間)に在り、兵甲(戦争道具)を動かさず、是に偃息(休む)を以て未だ捷(戦争に勝つ)さず。
至今欲練甲治兵申父兄之志
今に至りて、甲(よろい)を練(金属をきたえる)し、兵(武器)を鋳(いる 治(チー)=鋳(チュウ)?)し、父兄の志を申(くりかえす)すことを欲する。
義士虎賁文武效功
義士(正義の心を堅く守る士)、虎賁(勇ましい兵士)の文武は效功(学ばれいさおする)し、
白刃交前亦所不顧
白刃(抜き身)を前に交えてもまた顧(ためらう)さない所である。
若以帝覆載摧此彊敵克靖方難無替前功
もし帝徳の覆載(天地のめぐみ)を以て、此の強敵を摧(くだく)し、方難(遠方のわざわい)を克靖(勝ってしずめる )すれば、前功を替(とりのぞく)えることなかれ。
竊自假開府儀同三司其餘咸各假授以勸忠節
竊(自分)は自ら開府儀同三司を課(つとめ 仮(カ)=課(カ)?)し、その余(のこり 持節、都督など)は咸(あまねく)おのおの課授(つとめをさずかる)し、忠節を勧めるを以てする」と。
詔除武使持節都督倭新羅任那加羅秦韓慕韓六國諸軍事安東大將軍倭王
詔(みことのり)して、武に、使持節、都督倭新羅任那加羅秦韓慕韓六国諸軍事、安東大将軍、倭王を叙した。
今日で宋書 倭国伝は終わりです。明日からは隋書 高麗伝に入ります。
国(くに 居(キョ)=国(クオ)?)は諒暗(=諒陰 喪に服している間)に在り、兵甲(戦争道具)を動かさず、是に偃息(休む)を以て未だ捷(戦争に勝つ)さず。
至今欲練甲治兵申父兄之志
今に至りて、甲(よろい)を練(金属をきたえる)し、兵(武器)を鋳(いる 治(チー)=鋳(チュウ)?)し、父兄の志を申(くりかえす)すことを欲する。
義士虎賁文武效功
義士(正義の心を堅く守る士)、虎賁(勇ましい兵士)の文武は效功(学ばれいさおする)し、
白刃交前亦所不顧
白刃(抜き身)を前に交えてもまた顧(ためらう)さない所である。
若以帝覆載摧此彊敵克靖方難無替前功
もし帝徳の覆載(天地のめぐみ)を以て、此の強敵を摧(くだく)し、方難(遠方のわざわい)を克靖(勝ってしずめる )すれば、前功を替(とりのぞく)えることなかれ。
竊自假開府儀同三司其餘咸各假授以勸忠節
竊(自分)は自ら開府儀同三司を課(つとめ 仮(カ)=課(カ)?)し、その余(のこり 持節、都督など)は咸(あまねく)おのおの課授(つとめをさずかる)し、忠節を勧めるを以てする」と。
詔除武使持節都督倭新羅任那加羅秦韓慕韓六國諸軍事安東大將軍倭王
詔(みことのり)して、武に、使持節、都督倭新羅任那加羅秦韓慕韓六国諸軍事、安東大将軍、倭王を叙した。
今日で宋書 倭国伝は終わりです。明日からは隋書 高麗伝に入ります。