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Channel: 倭人伝を解く
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梁書 百済伝 始め

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百濟者其先東夷有三韓國一曰馬韓二曰辰韓三曰弁韓

百済とは、その先(先祖)は東夷で、三つの韓国が有り、一に曰く、馬韓、二に曰く、辰韓、三に曰く、弁韓と。

弁韓辰韓各十二國馬韓有五十四國

弁韓、辰韓は各十二国で、馬韓は五十四国が有る。

大國萬餘家小國數千家總十餘萬戶百濟即其一也

大きい国は一万余家、小さい国は数千家、総数十余万戸で、百済はすなわちその一つである。

後漸彊大兼諸小國

後に漸(しだいに)に強大になり、諸(もろもろ)の小国を兼(あわせる)ねた。

其國本與句驪在遼東之東晉世句驪既略有遼東

その国は本(もと)は句驪とともに遼東(インチョン、ソウル?)の東に在ったが、晋の世に句驪は既に領東(ソベク山脈の東? 遼(リョウ)=領(リョウ)?)を略(ほぼ)有した。

百濟亦據有遼西晉平二郡地矣自置百濟郡

百済も亦(また)、領西(ソベク山脈の西? 遼(リョウ)=領(リョウ)?)を拠有(よりどころにして有する)した。晋平二郡(=全羅と書けます 晋(チン)=全(チュワン)? 平(ベン)=羅(維(ウエイ))?)の地であり、自ら百済郡を置いた。

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