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Channel: 倭人伝を解く
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隋書 百済伝 始め

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百濟百濟之先出自高麗國

百済、百済の先は、丱離国(北夷 梁書高句麗伝より 高(コウ)=丱(コワン)? 麗(リ)=離(リ)?)より出でる。

其國王有一侍婢忽懷孕王欲殺之

その国王にはある侍婢がいて、忽(とつぜん)に懐孕(みごもる)し、王はこれを殺そうと欲した。

婢云有物狀如雞子來感於我故有娠也

婢は云った、「物の状(かたち)が有り鶴(ツル 雞(ケイ)=鶴(カク)?)の鳥(とり 子(ツー)=鳥(チョウ)?)の如くで、来て我に感(ふれる)し、故(ゆえ)に娠(みごもる)が有ったのです」と。

王舍之後遂生一男棄之廁溷

王はこれを囚(牢獄につなぐ 舎(シャ)=囚(シュ)?)した。後に遂に一人の男の子を生んだ。これを廁溷(ぶた小屋)に棄てた。

久而不死以為神命養之名曰東明

久しくしても死なず、神だと思い、これを養育することを命じた。名は曰く、東明と。

及長高麗王忌之東明懼逃至淹水夫餘人共奉之

成長するに及んで、丱離王(高(コウ)=丱(コワン)? 麗(リ)=離(リ)?)はこれを忌み、東明は懼(おそ)れて、逃げて淹水(テドンガン?)に至り、夫余(ピョンヤン?音より)人がこれを共に奉った。

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