昌死子餘宣立死子餘璋立
昌が死に、子の余宣が立ち、死に、子の余璋が立った。
大業三年璋遣使者燕文進朝貢
大業三年、璋は使者の燕文進を遣わし朝貢した。
其年又遣使者王孝鄰入獻請討高麗
その年、又、使者の王孝隣を遣わし入献し、高麗を討つことを請うた。
煬帝許之令覘高麗動靜
煬帝はこれを許し、高麗の動静を覘(のぞ)かせた。
然璋內與高麗通和挾詐以窺中國
然るに璋は内(ひそかに)に高麗と和を通じ、挾詐(かくしてあざむく)して中国を窺うを以てした。
七年帝親征高麗璋使其臣國智牟來請軍期
七年、帝は親(みずから)高麗を征伐し、璋はその臣の国智牟をつかわし来て軍期を請うた。
帝大厚加賞錫遣尚書起部郎席律詣百濟與相知
帝は大いに悦び、厚く賞錫(=賞賜)を加えようと、尚書起武郎席律を遣わし百済を詣でさせ、相知(=賞賜? 相(ショウ)=賞(ショウ)? 知(チ)=賜(シ)?)を与えた。
明年六軍渡遼璋亦嚴兵於境聲言助軍實持兩端
明くる年、六軍は遼川を渡り、璋も亦(また)、兵を境に於いて厳重にし、声(ことば)では軍(六軍)を助けると言い、実は両端(ふたごころ)を持っていた。
尋與新羅有隙每相戰爭
尋(つね)に新羅と隙(なかたがい)が有って、毎(そのたびごと)に相(たがいに)戦争した。
十年復遣使朝貢後天下亂使命遂絕
十年、復(また)使者をつかわし朝貢した。後、天下は乱れ、使命(使いの役目)は遂に絶えた。
昌が死に、子の余宣が立ち、死に、子の余璋が立った。
大業三年璋遣使者燕文進朝貢
大業三年、璋は使者の燕文進を遣わし朝貢した。
其年又遣使者王孝鄰入獻請討高麗
その年、又、使者の王孝隣を遣わし入献し、高麗を討つことを請うた。
煬帝許之令覘高麗動靜
煬帝はこれを許し、高麗の動静を覘(のぞ)かせた。
然璋內與高麗通和挾詐以窺中國
然るに璋は内(ひそかに)に高麗と和を通じ、挾詐(かくしてあざむく)して中国を窺うを以てした。
七年帝親征高麗璋使其臣國智牟來請軍期
七年、帝は親(みずから)高麗を征伐し、璋はその臣の国智牟をつかわし来て軍期を請うた。
帝大厚加賞錫遣尚書起部郎席律詣百濟與相知
帝は大いに悦び、厚く賞錫(=賞賜)を加えようと、尚書起武郎席律を遣わし百済を詣でさせ、相知(=賞賜? 相(ショウ)=賞(ショウ)? 知(チ)=賜(シ)?)を与えた。
明年六軍渡遼璋亦嚴兵於境聲言助軍實持兩端
明くる年、六軍は遼川を渡り、璋も亦(また)、兵を境に於いて厳重にし、声(ことば)では軍(六軍)を助けると言い、実は両端(ふたごころ)を持っていた。
尋與新羅有隙每相戰爭
尋(つね)に新羅と隙(なかたがい)が有って、毎(そのたびごと)に相(たがいに)戦争した。
十年復遣使朝貢後天下亂使命遂絕
十年、復(また)使者をつかわし朝貢した。後、天下は乱れ、使命(使いの役目)は遂に絶えた。