至二十二年叛逆以來遂爾遠竄
二十二年(498)に至り、叛逆して以来、遂(つい)に爾(なんじ)は遠竄(遠くへ流しものにされる)した。
今雖款附猶在塞表每請入塞與民交易
今、款附(よろこんでつきしたがう)すると雖も、猶(なお)塞(とりで)の表(そと)に在して、毎(いつも)入塞して民と交易を請うている。
若抑而不許乖其歸向之心聽而不虞或有萬一之警
若し、抑(おさ)えて許さなければ、その帰向(なつきしたがう)の心に乖(そむく)する。
聴き入れて虞(心配する)さなければ、或いは、万一の警(驚(動き乱れる))を有する。
不容依先任其交易事宜限節交市之日州遣上佐監之
先依(前のまま)その交易を任(まか)せることを容(ゆるす)れず、事は宜しく節を限るべきで、交市の日には、州は上佐を遣わしてこれを監(監視する)する」と。
自是已後歲常朝獻至於武定末不絕
是より以後、歳に常に朝献し、武定末年(550)に至るまで絶えなかった。
今日で魏書 庫莫奚国伝は終わりです。明日からは魏書 契丹国伝に入ります。
二十二年(498)に至り、叛逆して以来、遂(つい)に爾(なんじ)は遠竄(遠くへ流しものにされる)した。
今雖款附猶在塞表每請入塞與民交易
今、款附(よろこんでつきしたがう)すると雖も、猶(なお)塞(とりで)の表(そと)に在して、毎(いつも)入塞して民と交易を請うている。
若抑而不許乖其歸向之心聽而不虞或有萬一之警
若し、抑(おさ)えて許さなければ、その帰向(なつきしたがう)の心に乖(そむく)する。
聴き入れて虞(心配する)さなければ、或いは、万一の警(驚(動き乱れる))を有する。
不容依先任其交易事宜限節交市之日州遣上佐監之
先依(前のまま)その交易を任(まか)せることを容(ゆるす)れず、事は宜しく節を限るべきで、交市の日には、州は上佐を遣わしてこれを監(監視する)する」と。
自是已後歲常朝獻至於武定末不絕
是より以後、歳に常に朝献し、武定末年(550)に至るまで絶えなかった。
今日で魏書 庫莫奚国伝は終わりです。明日からは魏書 契丹国伝に入ります。