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Channel: 倭人伝を解く
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慧深又云扶桑東千餘里有女國

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慧深又云扶桑東千餘里有女國容貌端正色甚潔白身體有毛髮長委地

慧深は又、云う、「扶桑(おそらく奈良?)の東に一千余里(一里150m換算で約150厖召蝓砲傍躪顱覆Δ靴里に 女(ニュイ)=牛(ニウ)?)がある(おそらく三重県松阪市辺り? 牛の名産地です)。容貌は端正で、色は甚だ潔白(漆黒?)で、身体には毛が有り、尾(お 髪(ハツ)=尾(ビ)は長く委地(地にたれる)する。

至二三月競入水則任娠六七月產子

二、三月に至ると、競って水(川)に入り、則ち、妊娠する。六、七月(陰暦)に子を産む。

女人胸前無乳項後生毛根白毛中有汁以乳子一百日能行三四年則成人矣

女人(牛の雌)は胸の前に乳が無く、尻(しり 項(コウ)=尻(コウ)?)の後ろに房(乳房)が生え、根(乳首?)は白く、房(乳房)の中に汁が有って、子に乳をのませるを以てする。一刻時(約15分 百(ハク)=刻(コク)? 日(ジツ)=時(ジ)?)で行(あるく)くことができる。三、四年で則ち、成人(成牛)になる。

見人驚避偏畏丈夫食鹹草如禽獸鹹草葉似邪蒿而氣香味鹹

人を見ると、驚いて避ける。偏(もっぱら)、丈夫(一人前の男子)を畏(おそ)れる。鹹草を禽獣の如く食む。鹹草の葉は邪蒿(おそらく菊?)に似て、而して、気は香り、味は辛(からい 鹹(シェン)=辛(シン)?)い(おそらく鹹草とはヨモギ?)」と。

天監六年有晉安人渡海爲風所飄至一島登岸有人居止

天監六年(507)、晋安人がいて海を渡り、風で飄流する所と為り、ある島に至った。岸に登り、人がいて居止(止めて居する)させた。

女則如中國而言語不可曉男則人身而狗頭其聲如吠

女は則ち、中国の如くで、而して、言語は曉(わかる)することができない。男は則ち、裸身(はだか 人(レン)=裸(ラ)?)にして髠頭(ぼうず頭 狗(コウ)=髠(コン)?)で、その声は吠えるが如し。

其食有小豆其衣如布築土爲牆其形圓其戶如竇云

その食料に小豆(あずき)が有る。その衣は布(布切れ?)の如し。土を築いて牆(かべ)をつくり、その形は円で、その戸は竇(くぐり戸)の如しと云う。

今日で、文身、大漢、扶桑国伝は終わりです。明日からは、また北史 契丹伝に入ります。

梁書のおかげで、日本の歴史がうっすらと具体性を帯びてきました。

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