蜚纖垂髾扶與猗靡膳萃蔡
繊(細いうすものの布)を飛ばし、髾を垂(た)れ、そって行くとしなやかで美しく、衻(衣のふち 膳(ぜん)=衻(ぜん)?)が野の花を集め、
下摩蘭上拂羽蓋錯翡翠之威蕤
下(した)は香草(こうそう)をこすり、上(うえ)は羽の傘の翡翠(かわせみ)の羽をほどこしたおごそかなたれ飾りを払(はら)い、
繆繞玉綏縹乎忽忽若神僊之仿佛
玉をまとって垂(た)らし、ひるがえるは忽忽(こつこつ)とかるがるしく、神仙のごとくを彷彿(ほうふつ)させます。
於是乃相與獠於圃媻珊勃窣上金隄
ここに於いてすなわち相(あい)ともに香りのよい草がはえる園に於いて狩りをし、よろめきながら歩いて、にわかに金隄に上(のぼ)り、
揜翡翠射鵕鸃微矰出纖繳施弋白鵠
かわせみを網をかぶせてつかまえ、鵕鸃(錦鶏鳥(きんけいちょう))を射て、小さいいぐるみの矢が出(い)だされ、かすみあみが施(ほどこ)され、白鳥をとり、
連駕鵝雙鶬下玄鶴加怠而後發
がちょうを連(つら)ね、 二羽のまなづるが下(くだ)り、 黒い鶴(つる)が加えられました。
つかれて、しこうして後に、出発し、
游於清池浮文鹢揚桂張翠帷
清らかな池で遊び、鹢(水鳥の一種)を模様にした船を浮かべ、桂(香木の名)のかいを揚(あ)げ、青緑色の帷(とばり)を張り、
建羽蓋罔瑁釣紫貝摐金鼓
羽の傘(かさ)を建て、大亀を網(あみ)にかけ、紫貝を釣(つ)り、金の太鼓をたたき、
吹鳴籟榜人歌聲流喝水蟲駭
籟(ふえ)を吹き鳴らし、船頭(せんどう)が歌い、声はかすれ声を流し、水の生き物は、おどろき、
波鴻沸涌泉起
波は大きく波立ち、湧き上がる泉がもりあがり、
繊(細いうすものの布)を飛ばし、髾を垂(た)れ、そって行くとしなやかで美しく、衻(衣のふち 膳(ぜん)=衻(ぜん)?)が野の花を集め、
下摩蘭上拂羽蓋錯翡翠之威蕤
下(した)は香草(こうそう)をこすり、上(うえ)は羽の傘の翡翠(かわせみ)の羽をほどこしたおごそかなたれ飾りを払(はら)い、
繆繞玉綏縹乎忽忽若神僊之仿佛
玉をまとって垂(た)らし、ひるがえるは忽忽(こつこつ)とかるがるしく、神仙のごとくを彷彿(ほうふつ)させます。
於是乃相與獠於圃媻珊勃窣上金隄
ここに於いてすなわち相(あい)ともに香りのよい草がはえる園に於いて狩りをし、よろめきながら歩いて、にわかに金隄に上(のぼ)り、
揜翡翠射鵕鸃微矰出纖繳施弋白鵠
かわせみを網をかぶせてつかまえ、鵕鸃(錦鶏鳥(きんけいちょう))を射て、小さいいぐるみの矢が出(い)だされ、かすみあみが施(ほどこ)され、白鳥をとり、
連駕鵝雙鶬下玄鶴加怠而後發
がちょうを連(つら)ね、 二羽のまなづるが下(くだ)り、 黒い鶴(つる)が加えられました。
つかれて、しこうして後に、出発し、
游於清池浮文鹢揚桂張翠帷
清らかな池で遊び、鹢(水鳥の一種)を模様にした船を浮かべ、桂(香木の名)のかいを揚(あ)げ、青緑色の帷(とばり)を張り、
建羽蓋罔瑁釣紫貝摐金鼓
羽の傘(かさ)を建て、大亀を網(あみ)にかけ、紫貝を釣(つ)り、金の太鼓をたたき、
吹鳴籟榜人歌聲流喝水蟲駭
籟(ふえ)を吹き鳴らし、船頭(せんどう)が歌い、声はかすれ声を流し、水の生き物は、おどろき、
波鴻沸涌泉起
波は大きく波立ち、湧き上がる泉がもりあがり、