生貔豹搏豺狼
貔(ひょうの仲間)、豹(ひょう)を生け捕りにし、豺(やまいぬ)、狼(おおかみ)をはたき、
手熊羆足野羊
熊、羆(ひぐま)をたたき、野羊(のひつじ)を踏(ふ)み、
蒙鹖蘇绔白虎
鹖(やまどり)、水鳥(蘇(スー)=鷫(スー)?)をおおいつつみ、白い虎をまたにはさみ、
被豳文跨野馬
頑固なおすのいのしし(豳文(ひんふん)=豩豶(ひんふん)?)を被(かぶ)せ、野生の馬に馬乗りになり、
陵三嵏之危下磧歷之坻
三嵏の危峰をのりこえ、川原の小石の岸辺を下(くだ)り、
俓陖赴險越壑水
山のけわしいところを通って(俓=径?)、険阻(けんそ)に赴(おもむ)き、谷を越(こ)えて裾(すそ)をまくって水をわたり、
推蜚廉弄解豸
蜚廉をおしのけ、解豸を翻弄(ほんろう)し、
格瑕蛤鋋猛氏
瑕蛤と格闘(かくとう)し、猛氏を刺しころし、
罥騕褭射封豕
騕褭をなわにかけ、おおきな猪(いのしし)を射(い)て、
箭不茍害解脰陷腦
矢はかりそめに傷つけるのではなく、うなじを切って脳につきささり、
弓不虛發應聲而倒
弓はむだに発されず、声に応じて倒(たお)します。
於是乎乘輿彌節裴回
ここに於いてや、輿(こし)に乗って旗をゆるめ、裴回(はいかい)といったりきたりして、
翺翔往來睨部曲之進退
翺翔(こうしょう)と得意そうにふるまい往き来して、部隊の進退(しんたい)を睨(にら)み、
覽將率之變態然後浸潭促節
将帥(しょうすい)の変わった様子をご覧になり、然(しか)る後、浸潭(しんたん)としだいに旗を
はためかせ、
儵夐遠去
儵夐と速く遠くに去り、
貔(ひょうの仲間)、豹(ひょう)を生け捕りにし、豺(やまいぬ)、狼(おおかみ)をはたき、
手熊羆足野羊
熊、羆(ひぐま)をたたき、野羊(のひつじ)を踏(ふ)み、
蒙鹖蘇绔白虎
鹖(やまどり)、水鳥(蘇(スー)=鷫(スー)?)をおおいつつみ、白い虎をまたにはさみ、
被豳文跨野馬
頑固なおすのいのしし(豳文(ひんふん)=豩豶(ひんふん)?)を被(かぶ)せ、野生の馬に馬乗りになり、
陵三嵏之危下磧歷之坻
三嵏の危峰をのりこえ、川原の小石の岸辺を下(くだ)り、
俓陖赴險越壑水
山のけわしいところを通って(俓=径?)、険阻(けんそ)に赴(おもむ)き、谷を越(こ)えて裾(すそ)をまくって水をわたり、
推蜚廉弄解豸
蜚廉をおしのけ、解豸を翻弄(ほんろう)し、
格瑕蛤鋋猛氏
瑕蛤と格闘(かくとう)し、猛氏を刺しころし、
罥騕褭射封豕
騕褭をなわにかけ、おおきな猪(いのしし)を射(い)て、
箭不茍害解脰陷腦
矢はかりそめに傷つけるのではなく、うなじを切って脳につきささり、
弓不虛發應聲而倒
弓はむだに発されず、声に応じて倒(たお)します。
於是乎乘輿彌節裴回
ここに於いてや、輿(こし)に乗って旗をゆるめ、裴回(はいかい)といったりきたりして、
翺翔往來睨部曲之進退
翺翔(こうしょう)と得意そうにふるまい往き来して、部隊の進退(しんたい)を睨(にら)み、
覽將率之變態然後浸潭促節
将帥(しょうすい)の変わった様子をご覧になり、然(しか)る後、浸潭(しんたん)としだいに旗を
はためかせ、
儵夐遠去
儵夐と速く遠くに去り、