蹶(闕)[關]
すばやくへだたり、
歷封巒過鳷鵲
封巒を越(こ)え、鳷鵲を過(す)ぎ、
望露寒下棠梨
露寒を望(のぞ)み、棠梨に下(くだ)り、
息宜春西馳宣曲
宜春に息(いこ)い、西に宣曲に馳(は)せ、
濯鹢牛首登龍臺
牛首に遊びよろこび、龍台に登(のぼ)り、
掩細柳觀士大夫之勤略
細柳をおおい、士大夫の略(地域を治める)に勤(つと)めるを観(み)ます。
鈞獠者之所得獲徒車之所轔轢
猟者の獲物を得たところを均(ひと)しくするは、従者の車の車軸にかけてふみにじったところ、
乘騎之所蹂若人民之所蹈躤
四頭立て車騎の踏みにじり染めた(若(じゃく)=惹(じゃく)?)ところ、人民の踏みつけた(躤=蹠(せき)?)ところが、
與其窮極倦劇驚憚慴伏
(獲物の)そのゆきづまってきわまり、うずくまって仰(あお)ぎ(劇(げき)=郤(げき)?)、驚憚とおどろきふるえ、慴伏とびくびくとして伏(ふ)すに与(くみ)したことで、
不被創刃而死者佗佗籍籍
(獲物の)刃(やいば)の創(きず)を被(こうむ)り死んだのではなく、佗佗籍籍(たたせきせき)とさびしくみだれちらばり、
填阬滿谷揜平彌澤
あなにうずまり谷を満たし、平原をおおい、沢をおおいます。
すばやくへだたり、
歷封巒過鳷鵲
封巒を越(こ)え、鳷鵲を過(す)ぎ、
望露寒下棠梨
露寒を望(のぞ)み、棠梨に下(くだ)り、
息宜春西馳宣曲
宜春に息(いこ)い、西に宣曲に馳(は)せ、
濯鹢牛首登龍臺
牛首に遊びよろこび、龍台に登(のぼ)り、
掩細柳觀士大夫之勤略
細柳をおおい、士大夫の略(地域を治める)に勤(つと)めるを観(み)ます。
鈞獠者之所得獲徒車之所轔轢
猟者の獲物を得たところを均(ひと)しくするは、従者の車の車軸にかけてふみにじったところ、
乘騎之所蹂若人民之所蹈躤
四頭立て車騎の踏みにじり染めた(若(じゃく)=惹(じゃく)?)ところ、人民の踏みつけた(躤=蹠(せき)?)ところが、
與其窮極倦劇驚憚慴伏
(獲物の)そのゆきづまってきわまり、うずくまって仰(あお)ぎ(劇(げき)=郤(げき)?)、驚憚とおどろきふるえ、慴伏とびくびくとして伏(ふ)すに与(くみ)したことで、
不被創刃而死者佗佗籍籍
(獲物の)刃(やいば)の創(きず)を被(こうむ)り死んだのではなく、佗佗籍籍(たたせきせき)とさびしくみだれちらばり、
填阬滿谷揜平彌澤
あなにうずまり谷を満たし、平原をおおい、沢をおおいます。