且夫王事固未有不始於憂勤而終於佚樂者也
まさにそれ、王事は固(もと)より未(ま)だ心配して努力することに於いて始まらないことが有ったことはない。 しこうしてついには遊び楽しむことに於いて終(お)えるものなのだ。
然則受命之符合在於此矣
然(しか)らば、天命の割符(わりふ)を授(さず)かって、ここに合(あ)わせあきらかにし、
方將泰山之封加梁父之事鳴和鸞
まさに泰山の封(高山に土を盛って天の神を祭る儀式)を増(ふ)やし、梁父の事(禅(山川の神を祭ること)を行うこと)を加え、鸞(天子の馬車のくつわにつける鈴)を和(わ)して鳴(な)らせ、
揚樂頌上咸五下登三
頌(先祖の徳を賛美する楽歌)を声を高らかに歌い、上は五帝にいきわたらせ、下は三王にたてまつるのである。
觀者未睹指聽者未聞音猶鷦明已翔乎寥廓
観るのは未(ま)だ指し示すをよく見ず、聴くのは未(ま)だ音を聞いておらず、猶(なお)鷦明(ほうおう)はすでに飛んで、遠く久しいのに、
而羅者猶視乎藪澤悲夫
しこうして 網(あみ)を張る者は 猶(なお)視るや藪沢(広大な沼地)に。悲しいかな』と。
まさにそれ、王事は固(もと)より未(ま)だ心配して努力することに於いて始まらないことが有ったことはない。 しこうしてついには遊び楽しむことに於いて終(お)えるものなのだ。
然則受命之符合在於此矣
然(しか)らば、天命の割符(わりふ)を授(さず)かって、ここに合(あ)わせあきらかにし、
方將泰山之封加梁父之事鳴和鸞
まさに泰山の封(高山に土を盛って天の神を祭る儀式)を増(ふ)やし、梁父の事(禅(山川の神を祭ること)を行うこと)を加え、鸞(天子の馬車のくつわにつける鈴)を和(わ)して鳴(な)らせ、
揚樂頌上咸五下登三
頌(先祖の徳を賛美する楽歌)を声を高らかに歌い、上は五帝にいきわたらせ、下は三王にたてまつるのである。
觀者未睹指聽者未聞音猶鷦明已翔乎寥廓
観るのは未(ま)だ指し示すをよく見ず、聴くのは未(ま)だ音を聞いておらず、猶(なお)鷦明(ほうおう)はすでに飛んで、遠く久しいのに、
而羅者猶視乎藪澤悲夫
しこうして 網(あみ)を張る者は 猶(なお)視るや藪沢(広大な沼地)に。悲しいかな』と。