排閶闔而入帝宮兮
閶闔(西のはてにある門)を押し開きて帝宮(白帝?)に入り、
載玉女而與之歸
美女を載(の)せてこれとともに帰る。
舒閬風而搖集兮
閬風(崑崙山の頂上にある)にのんびりして、搖集(ようしゅう)とゆらゆらとやわらいだ。
亢烏騰而一止
大きな烏(からす)が飛び上がって、一度止まり、
低回陰山翔以紆曲兮
陰山を低く回(まわ)り、飛びめぐるは紆曲(うきょく)とうねるを以ってした。
吾乃今目睹西王母皬然白首
吾(われ)はそこで今、西王母をよくみた。皬然(かくぜん)ときらめく白い頭、
載勝而穴處兮
瑱(耳飾り 勝(ちん)=瑱(ちん)?)をかざって、穴(あな)に住み、
亦幸有三足烏為之使
また幸いにも三本足の烏がおり、これのために使(つか)いをした。
必長生若此而不死兮
必ず長く生きるはこのごとくして、死ななければ、
雖濟萬世不足以喜
万世に渡ると雖(いえど)も、喜ぶを以ってするに足(た)らず。
閶闔(西のはてにある門)を押し開きて帝宮(白帝?)に入り、
載玉女而與之歸
美女を載(の)せてこれとともに帰る。
舒閬風而搖集兮
閬風(崑崙山の頂上にある)にのんびりして、搖集(ようしゅう)とゆらゆらとやわらいだ。
亢烏騰而一止
大きな烏(からす)が飛び上がって、一度止まり、
低回陰山翔以紆曲兮
陰山を低く回(まわ)り、飛びめぐるは紆曲(うきょく)とうねるを以ってした。
吾乃今目睹西王母皬然白首
吾(われ)はそこで今、西王母をよくみた。皬然(かくぜん)ときらめく白い頭、
載勝而穴處兮
瑱(耳飾り 勝(ちん)=瑱(ちん)?)をかざって、穴(あな)に住み、
亦幸有三足烏為之使
また幸いにも三本足の烏がおり、これのために使(つか)いをした。
必長生若此而不死兮
必ず長く生きるはこのごとくして、死ななければ、
雖濟萬世不足以喜
万世に渡ると雖(いえど)も、喜ぶを以ってするに足(た)らず。