使所忠往而相如已死家無書
忠実なるところをつかわしてゆかせると、司馬相如は、すでに死んでおり、家には書がなかった。
問其妻對曰長卿固未嘗有書也
その妻に問うた、応えて曰く、「「 長卿は、もとより未だかつて書を有したことは、ありません。
時時著書人又取去即空居
時々書を著すと、人が取り去って、すぐにからになります。
長卿未死時為一卷書曰有使者來求書奏之無他書
長卿が、未だ死んでいないうちの時、一巻の書をつくり、曰く、使者が書を求めに来ることがあったら、これを奏でよ。書をほかにすることなかれ、と」」と。
其遺札書言封禪事奏所忠
その遺した札書は封禅の事を言い、忠実なるところに奏でた。
忠奏其書天子異之其書曰
忠者がその書を奏でると、天子はこれをすぐれているとした。その書曰く、
忠実なるところをつかわしてゆかせると、司馬相如は、すでに死んでおり、家には書がなかった。
問其妻對曰長卿固未嘗有書也
その妻に問うた、応えて曰く、「「 長卿は、もとより未だかつて書を有したことは、ありません。
時時著書人又取去即空居
時々書を著すと、人が取り去って、すぐにからになります。
長卿未死時為一卷書曰有使者來求書奏之無他書
長卿が、未だ死んでいないうちの時、一巻の書をつくり、曰く、使者が書を求めに来ることがあったら、これを奏でよ。書をほかにすることなかれ、と」」と。
其遺札書言封禪事奏所忠
その遺した札書は封禅の事を言い、忠実なるところに奏でた。
忠奏其書天子異之其書曰
忠者がその書を奏でると、天子はこれをすぐれているとした。その書曰く、