然無異端慎所由於前
然(しか)るに異端(いたん 正しい教えにそむこと)を無くし、前より従うところを慎(つつし)み、
謹遺教於後耳
後(あと)に教えを遺(のこ)すことを謹(つつし)むのみ。
故軌跡夷易易遵也
故(ゆえ)に軌跡(きせき わだち)が平(たい)らかになり、守り従う道にかわるのである。
湛恩濛涌易豐也
満ちあふれる恩(おん)が盛んに涌(わ)いて、豊(ゆた)かにかわるのである。
憲度著明易則也
おきて、きまりが著(いちじる)しく明らかになり、手本にかわるのである。
垂統理順易繼也
垂統(すいとう 天下統治の基礎を定めて子孫に伝えること)が道理をおさめて、継承(けいしょう)することにかわるのである。
是以業隆於繦褓而崇冠于二后
ここに、生まれたてのときに業隆と高大で盛んであったのを以ってして、二后(周文王、周武王)を最上に崇(あが)め、
揆厥所元終都攸卒
その元(もと)のところをおしはかり、おえるところを美しくしまいにするには、
未有殊尤絕跡可考于今者也
未(ま)だ最もすぐれた足跡を断ち切らないうちに、今を考えるべきものなのである。
然猶躡梁父登泰山
然(しか)るに猶(なお)梁父(山川の神をまつるところ)に至り、泰山(天の神をまつるところ)に登(のぼ)り、
建顯號施尊名
顕(あきら)かな号を建(た)て、尊い名声をおしおよぼすのである。
然(しか)るに異端(いたん 正しい教えにそむこと)を無くし、前より従うところを慎(つつし)み、
謹遺教於後耳
後(あと)に教えを遺(のこ)すことを謹(つつし)むのみ。
故軌跡夷易易遵也
故(ゆえ)に軌跡(きせき わだち)が平(たい)らかになり、守り従う道にかわるのである。
湛恩濛涌易豐也
満ちあふれる恩(おん)が盛んに涌(わ)いて、豊(ゆた)かにかわるのである。
憲度著明易則也
おきて、きまりが著(いちじる)しく明らかになり、手本にかわるのである。
垂統理順易繼也
垂統(すいとう 天下統治の基礎を定めて子孫に伝えること)が道理をおさめて、継承(けいしょう)することにかわるのである。
是以業隆於繦褓而崇冠于二后
ここに、生まれたてのときに業隆と高大で盛んであったのを以ってして、二后(周文王、周武王)を最上に崇(あが)め、
揆厥所元終都攸卒
その元(もと)のところをおしはかり、おえるところを美しくしまいにするには、
未有殊尤絕跡可考于今者也
未(ま)だ最もすぐれた足跡を断ち切らないうちに、今を考えるべきものなのである。
然猶躡梁父登泰山
然(しか)るに猶(なお)梁父(山川の神をまつるところ)に至り、泰山(天の神をまつるところ)に登(のぼ)り、
建顯號施尊名
顕(あきら)かな号を建(た)て、尊い名声をおしおよぼすのである。