於是大司馬進曰
ここに於いて大司馬が進み出て曰く、
陛下仁育群生
「陛下の仁(じん)は多くの生き物を育(はぐく)み、
義征不憓
義(ぎ)は、従(したが)わずを征(せい)し、
諸夏樂貢
中国はよろこんで貢(みつ)ぎ、
百蠻執贄
百蛮(多くの異民族)は、面会するときにおつかいものを持って行き、
往初
徳(とく)は以前をしのぎ((ぼう)=冒(ぼう)?)、
功無與二
功(いさお)は二心に与(くみ)すること無く、
休烈浹洽
すぐれたてがらは浹洽(しょうこう)とすみずみまでいきわたり、
符瑞眾變
めでたいしるしは、多くがかわったことで、
期應紹至
ひきあわせに応(おう)じて至ることをきめたのであり、
不特創見
ただに現われはじめたのではありません。
意者泰山梁父設壇場望幸
意図(いと)とは、泰山(天の神を祭るところ)、梁父(地の神をまつるところ)に壇場(だんじょう)を設(もう)けて、望祀(ぼうし)して願うことで、
蓋號以況榮
思うに、号してますます栄(さか)えるを以ってするは、
上帝垂恩儲祉
上帝(天帝)が恩(おん)を垂(た)れてさいわいを儲(もう)け、
將以薦成
まさに、推薦(すいせん)するを以って成(な)さんとしているからでしょう。
ここに於いて大司馬が進み出て曰く、
陛下仁育群生
「陛下の仁(じん)は多くの生き物を育(はぐく)み、
義征不憓
義(ぎ)は、従(したが)わずを征(せい)し、
諸夏樂貢
中国はよろこんで貢(みつ)ぎ、
百蠻執贄
百蛮(多くの異民族)は、面会するときにおつかいものを持って行き、
往初
徳(とく)は以前をしのぎ((ぼう)=冒(ぼう)?)、
功無與二
功(いさお)は二心に与(くみ)すること無く、
休烈浹洽
すぐれたてがらは浹洽(しょうこう)とすみずみまでいきわたり、
符瑞眾變
めでたいしるしは、多くがかわったことで、
期應紹至
ひきあわせに応(おう)じて至ることをきめたのであり、
不特創見
ただに現われはじめたのではありません。
意者泰山梁父設壇場望幸
意図(いと)とは、泰山(天の神を祭るところ)、梁父(地の神をまつるところ)に壇場(だんじょう)を設(もう)けて、望祀(ぼうし)して願うことで、
蓋號以況榮
思うに、号してますます栄(さか)えるを以ってするは、
上帝垂恩儲祉
上帝(天帝)が恩(おん)を垂(た)れてさいわいを儲(もう)け、
將以薦成
まさに、推薦(すいせん)するを以って成(な)さんとしているからでしょう。