當是之時男子疾耕不足於糟糠女子紡績不足於蓋形
ちょうどこの時、男子は一生懸命耕しても糟糠(そうこう かすやぬか)に於いても足(た)らず、女子が紡績(ぼうせき)しても蓋(おお)いの形に於いても足(た)らず、
遣蒙恬筑長城東西數千里暴兵露師常數十萬死者不可勝數
蒙恬を遣(つか)わし、長城を築(きず)かせること、東西に数千里、兵を雨風に曝(さら)し、軍隊を露(つゆ)にあてること常(つね)に数十万で、死者はすべて数えあげることができず、
僵尸千里流血頃畝百姓力竭欲為亂者十家而五
倒れ伏した屍(しかばね)は千里、流血は頃畝(頃=百畝 両字とも面積の単位)にわたり、百姓の力はつきて、乱をおこそうと欲する者は十家にして五家で、
又使徐福入海求神異物還為偽辭曰臣見海中大神言曰
また、徐福をして海に入らせ神、異物を求めさせ、還(かえ)ると偽(いつわ)りの辞(じ)を為して曰く、『わたしは海中の大神に見(まみ)え、言いました曰く、
汝西皇之使邪臣答曰然汝何求曰
なんじは西皇(秦始皇帝)の使者か?と。わたしは答えて曰く、然(しか)り、と。なんじは何を求めるのか?と。曰く、
願請延年益壽藥神曰汝秦王之禮薄得觀而不得取
願わくは長生きして益々(ますます)長命になる薬を請(こ)う、と。神曰く、なんじの秦王の礼物は少ないので、観(み)ることはできるが取ることはできない、と。
即從臣東南至蓬萊山見芝成宮闕有使者銅色而龍形光上照天
すなわち、わたしを従えて東南に進み蓬萊山に至り、芝(霊芝 きのこ)が宮殿形に、有る芝(霊芝)は(使(し)=芝(し)?)は銅色をして龍の形を成(な)しており、光(ひかり)が上(あ)がって天を照(て)らしていたのを見ました。
於是臣再拜問曰宜何資以獻海神曰
ここに於いてわたしは再拝して問うて曰く、宜(よろ)しく何が献ずるをもってするに資(し)するのですか?と。海神(海中の大神)曰く、
ちょうどこの時、男子は一生懸命耕しても糟糠(そうこう かすやぬか)に於いても足(た)らず、女子が紡績(ぼうせき)しても蓋(おお)いの形に於いても足(た)らず、
遣蒙恬筑長城東西數千里暴兵露師常數十萬死者不可勝數
蒙恬を遣(つか)わし、長城を築(きず)かせること、東西に数千里、兵を雨風に曝(さら)し、軍隊を露(つゆ)にあてること常(つね)に数十万で、死者はすべて数えあげることができず、
僵尸千里流血頃畝百姓力竭欲為亂者十家而五
倒れ伏した屍(しかばね)は千里、流血は頃畝(頃=百畝 両字とも面積の単位)にわたり、百姓の力はつきて、乱をおこそうと欲する者は十家にして五家で、
又使徐福入海求神異物還為偽辭曰臣見海中大神言曰
また、徐福をして海に入らせ神、異物を求めさせ、還(かえ)ると偽(いつわ)りの辞(じ)を為して曰く、『わたしは海中の大神に見(まみ)え、言いました曰く、
汝西皇之使邪臣答曰然汝何求曰
なんじは西皇(秦始皇帝)の使者か?と。わたしは答えて曰く、然(しか)り、と。なんじは何を求めるのか?と。曰く、
願請延年益壽藥神曰汝秦王之禮薄得觀而不得取
願わくは長生きして益々(ますます)長命になる薬を請(こ)う、と。神曰く、なんじの秦王の礼物は少ないので、観(み)ることはできるが取ることはできない、と。
即從臣東南至蓬萊山見芝成宮闕有使者銅色而龍形光上照天
すなわち、わたしを従えて東南に進み蓬萊山に至り、芝(霊芝 きのこ)が宮殿形に、有る芝(霊芝)は(使(し)=芝(し)?)は銅色をして龍の形を成(な)しており、光(ひかり)が上(あ)がって天を照(て)らしていたのを見ました。
於是臣再拜問曰宜何資以獻海神曰
ここに於いてわたしは再拝して問うて曰く、宜(よろ)しく何が献ずるをもってするに資(し)するのですか?と。海神(海中の大神)曰く、