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於是廷尉以王孫建辭連淮南王太子遷聞

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於是廷尉以王孫建辭連淮南王太子遷聞

ここに於いて廷尉は淮南王劉長の孫の劉建の辞(じ)が淮南王太子劉遷に連なることを以って申し上げた。

上遣廷尉監因拜淮南中尉逮捕太子

上(漢孝武帝劉徹)は廷尉を遣(つか)わし監督させ因(よ)りて淮南の中尉に官をさずけ、太子劉遷を逮捕させようとした。

至淮南淮南王聞與太子謀召相二千石欲殺而發兵

淮南に至り、淮南王劉安は聞き、太子劉遷とと謀(はか)り、相、二千石を召(め)して殺して兵を発することを欲した。

召相相至內史以出為解中尉曰臣受詔使不得見王

相を召すと相が至った。內史は外出を以って弁解(べんかい)と為した。中尉曰く、「わたしは詔(みことのり)をさずかって使(つか)いしているので、王に見(まみ)えることは得られない」と。

王念獨殺相而內史中尉不來無益也即罷相王猶豫計未決

淮南王劉安はただ相だけを殺しても、內史、中尉が来なければ、無益(むえき)であると考え、すなわち相を退出させた。淮南王劉安は猶(なお)ためらって、計(はか)りごとは未(ま)だ決められなかった。

太子念所坐者謀刺漢中尉所與謀者已死以為口絕乃謂王曰

太子劉遷は罪を問われたところとは漢中尉を刺(さ)すことを謀(はか)ったことであり、
ともに謀(はか)ったところの者がすでに死ねば、口 (くち)が絶(た)たれると為すを以ってすると考え、そこで淮南王劉安に謂(い)った、曰く、

群臣可用者皆前系今無足與舉事者

「群臣の用いることができる者は皆(みな)以前につないで、今は、ともに事を挙(あ)げるに足(た)る者はいません。

王以非時發恐無功臣願會逮王亦偷欲休即許太子

王は発する時ではないのを以ってしても恐らく功は無く、わたしは時に逮捕されることを願います」と。
淮南王劉安もまたひそかに休息を欲し、すなわち太子劉遷を聞き入れた。

太子即自剄不殊伍被自詣吏因告與淮南王謀反反蹤跡具如此

太子劉遷はすなわち自剄しようとしたが、絶ち切れなかった。伍被は自ら役人に詣(もう)で、因(よ)りて淮南王劉安と謀反(むほん)をはかったことを告げ、謀反(むほん)の蹤跡(しょうせき あしあと)はこの如(ごと)く具(つぶさ)にした。

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