秦失其道豪桀并擾
秦はその道を失(うしな)い、豪傑(ごうけつ)がならび乱(みだ)れ、
項梁業之子羽接之
項梁(楚の武将)がこれを業として、子羽(甥(おい)の項羽(項籍))がこれを接(つ)ぎ、
殺慶救趙諸侯立之
慶(宋義)を殺して趙を救(すく)い、諸侯はこれを立てた。
誅嬰背懷天下非之作項羽本紀第七
子嬰(秦の最後の王)を誅(ちゅう)し、楚懐王熊心に背(そむ)き、天下はこれをそしった。項羽本紀を作るが第七。
子羽暴虐漢行功
子羽(項羽(項籍))は暴虐(ぼうぎゃく)であったが、漢は功徳を行い、
憤發蜀漢還定三秦
憤(いきどお)って蜀、漢を発して、還(かえ)って三秦(雍王章邯(旧秦将)、塞王司馬欣(もと秦将司馬欣)、翟王董翳(もと秦将董翳))を平定し、
誅籍業帝天下惟寧
項籍(項羽)を誅(ちゅう)し、帝業をはじめ、天下はもっぱら安寧(あんねい)して、
改制易俗作高祖本紀第八。
制度を改め、俗(ぞく)を替(か)えた。高祖本紀を作るが第八。
秦はその道を失(うしな)い、豪傑(ごうけつ)がならび乱(みだ)れ、
項梁業之子羽接之
項梁(楚の武将)がこれを業として、子羽(甥(おい)の項羽(項籍))がこれを接(つ)ぎ、
殺慶救趙諸侯立之
慶(宋義)を殺して趙を救(すく)い、諸侯はこれを立てた。
誅嬰背懷天下非之作項羽本紀第七
子嬰(秦の最後の王)を誅(ちゅう)し、楚懐王熊心に背(そむ)き、天下はこれをそしった。項羽本紀を作るが第七。
子羽暴虐漢行功
子羽(項羽(項籍))は暴虐(ぼうぎゃく)であったが、漢は功徳を行い、
憤發蜀漢還定三秦
憤(いきどお)って蜀、漢を発して、還(かえ)って三秦(雍王章邯(旧秦将)、塞王司馬欣(もと秦将司馬欣)、翟王董翳(もと秦将董翳))を平定し、
誅籍業帝天下惟寧
項籍(項羽)を誅(ちゅう)し、帝業をはじめ、天下はもっぱら安寧(あんねい)して、
改制易俗作高祖本紀第八。
制度を改め、俗(ぞく)を替(か)えた。高祖本紀を作るが第八。