依之違之周公綏之
これに従うもの、これにそむくものを、周公(姫旦)は安(やす)んじなぐさめ、
憤發文天下和之
文徳をふるいおこし、天下はこれに和(わ)し、
輔翼成王諸侯宗周
周成王姫誦を輔翼(ほよく 守り助けること)し、諸侯は周をかしらとしてあがめた。
隱桓之際是獨何哉
魯隠公姫息、魯桓公姫允の際(さい)は、これどうしてなのだろうかな?
三桓爭彊魯乃不昌
三桓(魯の第15代君主桓公の子孫の孟孫氏(仲孫氏)・叔孫氏・季孫氏のこと)が強を争い、魯はすなわち栄(さか)えなかった。
嘉旦金縢作周公世家第三
周公旦(姫旦)の金縢を嘉(よみ)して、周公世家を作るのが第三。
武王克紂天下未協而崩
周武王姫発が殷紂王(子辛)に克(か)って、天下が未(ま)だ協和(きょうわ)しないうちに崩御(ほうぎょ)した。
成王既幼管蔡疑之
周成王姫誦はまだ幼(おさな)く、管(姫鮮 周文王の三男)、蔡(姫度 周文王の五男)がこれを疑い、
淮夷叛之於是召公率
淮夷がこれに叛(そむ)いた。ここに於いて召公奭(姫奭)が徳をすすめたので、
安集王室以寧東土
周王室に安んじ集まり、東土をしずめるを以ってした。
燕(易)[噲]之禪乃成禍亂
燕易王の禅(天子の位をゆずること 燕噲王が後を継いだ)は、すなわち禍乱と成(な)った。
嘉甘棠之詩作燕世家第四
甘棠の詩(召公奭が亡くなって人民が召公奭の政治を思い、やまなしの樹(き)を懐(なつ)かしんで歌に詠(よ)んだ)を嘉(よみ)して、燕世家を作るのが第四。
これに従うもの、これにそむくものを、周公(姫旦)は安(やす)んじなぐさめ、
憤發文天下和之
文徳をふるいおこし、天下はこれに和(わ)し、
輔翼成王諸侯宗周
周成王姫誦を輔翼(ほよく 守り助けること)し、諸侯は周をかしらとしてあがめた。
隱桓之際是獨何哉
魯隠公姫息、魯桓公姫允の際(さい)は、これどうしてなのだろうかな?
三桓爭彊魯乃不昌
三桓(魯の第15代君主桓公の子孫の孟孫氏(仲孫氏)・叔孫氏・季孫氏のこと)が強を争い、魯はすなわち栄(さか)えなかった。
嘉旦金縢作周公世家第三
周公旦(姫旦)の金縢を嘉(よみ)して、周公世家を作るのが第三。
武王克紂天下未協而崩
周武王姫発が殷紂王(子辛)に克(か)って、天下が未(ま)だ協和(きょうわ)しないうちに崩御(ほうぎょ)した。
成王既幼管蔡疑之
周成王姫誦はまだ幼(おさな)く、管(姫鮮 周文王の三男)、蔡(姫度 周文王の五男)がこれを疑い、
淮夷叛之於是召公率
淮夷がこれに叛(そむ)いた。ここに於いて召公奭(姫奭)が徳をすすめたので、
安集王室以寧東土
周王室に安んじ集まり、東土をしずめるを以ってした。
燕(易)[噲]之禪乃成禍亂
燕易王の禅(天子の位をゆずること 燕噲王が後を継いだ)は、すなわち禍乱と成(な)った。
嘉甘棠之詩作燕世家第四
甘棠の詩(召公奭が亡くなって人民が召公奭の政治を思い、やまなしの樹(き)を懐(なつ)かしんで歌に詠(よ)んだ)を嘉(よみ)して、燕世家を作るのが第四。