作辭以諷諫連類以爭義
辞を作って遠まわしに諌(いさ)めるを以ってし、類例を連(つら)ねて義を争うを以ってし、
離騷有之作屈原賈生列傳第二十四
離騒がこれに有る。屈原賈生列伝を作るのが第二十四。
結子楚親使諸侯之士斐然爭入事秦
子楚(嬴子楚)に親を結び、諸侯の士をして靡然(斐然=靡然?)となびきしたがうように秦に仕(つか)え入ることを争わせた。
作呂不韋列傳第二十五
呂不韋列伝を作るのが第二十五。
曹子匕首魯獲其田齊明其信
曹子(魯将曹沫)の匕首(あいくち つばのない短刀)は、魯がその田を獲(え)て、斉がその信用を明らかにした。
豫讓義不為二心作刺客列傳第二十六
予讓の義は二心を為すことはなかった。刺客列伝を作るのが第二十六。
能明其畫因時推秦
その計画を明らかにすることができ、好機に因(よ)りて秦を推(お)しすすめ、
遂得意於海內斯為謀首作李斯列傳第二十七
遂(つい)に海内に於いて意(い)を得たのは、李斯が首謀(しゅぼう)と為ったからである。李斯列伝を作るのが第二十七。
為秦開地益眾北靡匈奴
秦の為(ため)に地を開き衆人を増やし、北に匈奴をしたがわせ、
據河為塞因山為固建榆中作蒙恬列傳第二十八
河に拠(よ)りて塞(とりで)と為し、山に因(よ)りて固(かた)めと為し、榆中を建てた。蒙恬列伝を作るのが第二十八。
填趙塞常山以廣河內弱楚權
趙をふさぎ常山をふさいで、河内を広げるを以ってし、楚の権勢を弱め。
明漢王之信於天下作張耳陳餘列傳第二十九
漢王劉邦の信を天下に明らかにした。張耳陳余列伝を作るのが第二十九。
收西河上黨之兵從至彭城
西河、上党の兵を収(おさ)め、従って彭城に至り、
越之侵掠梁地以苦項羽作魏豹彭越列傳第三十
彭越は梁地を侵掠(しんりゃく)して項羽を苦しめるを以ってした。魏豹彭越列伝を作るのが第三十。
辞を作って遠まわしに諌(いさ)めるを以ってし、類例を連(つら)ねて義を争うを以ってし、
離騷有之作屈原賈生列傳第二十四
離騒がこれに有る。屈原賈生列伝を作るのが第二十四。
結子楚親使諸侯之士斐然爭入事秦
子楚(嬴子楚)に親を結び、諸侯の士をして靡然(斐然=靡然?)となびきしたがうように秦に仕(つか)え入ることを争わせた。
作呂不韋列傳第二十五
呂不韋列伝を作るのが第二十五。
曹子匕首魯獲其田齊明其信
曹子(魯将曹沫)の匕首(あいくち つばのない短刀)は、魯がその田を獲(え)て、斉がその信用を明らかにした。
豫讓義不為二心作刺客列傳第二十六
予讓の義は二心を為すことはなかった。刺客列伝を作るのが第二十六。
能明其畫因時推秦
その計画を明らかにすることができ、好機に因(よ)りて秦を推(お)しすすめ、
遂得意於海內斯為謀首作李斯列傳第二十七
遂(つい)に海内に於いて意(い)を得たのは、李斯が首謀(しゅぼう)と為ったからである。李斯列伝を作るのが第二十七。
為秦開地益眾北靡匈奴
秦の為(ため)に地を開き衆人を増やし、北に匈奴をしたがわせ、
據河為塞因山為固建榆中作蒙恬列傳第二十八
河に拠(よ)りて塞(とりで)と為し、山に因(よ)りて固(かた)めと為し、榆中を建てた。蒙恬列伝を作るのが第二十八。
填趙塞常山以廣河內弱楚權
趙をふさぎ常山をふさいで、河内を広げるを以ってし、楚の権勢を弱め。
明漢王之信於天下作張耳陳餘列傳第二十九
漢王劉邦の信を天下に明らかにした。張耳陳余列伝を作るのが第二十九。
收西河上黨之兵從至彭城
西河、上党の兵を収(おさ)め、従って彭城に至り、
越之侵掠梁地以苦項羽作魏豹彭越列傳第三十
彭越は梁地を侵掠(しんりゃく)して項羽を苦しめるを以ってした。魏豹彭越列伝を作るのが第三十。