和鸞之聲步中武象
和鸞(天子の車につける金の鈴)の音が歩けば武象(周武王の音楽の名)に中(あた)り、
驟中韶濩所以養耳也
走れば韶濩(殷湯王の音楽の名)に中(あた)り、耳を養(やしな)うを以ってするところであり、
龍旂九斿所以養信也
龍旂(龍の模様をかきはしに鈴をつけた旗)、九斿(虯(きゅう みずち?)の模様のへりに飾りをつけた旗?)は信を養(やしな)うを以ってするところであり、
寢兕持虎鮫韅彌龍所以養威也
寢兕、持虎、鮫韅、彌龍は威(い)を養(やしな)うを以ってするところである。
故大路之馬必信至教順
故(ゆえ)に大路(天子の車)の馬は必ず信で従順に教化するに至って、
然後乘之所以養安也
然(しか)る後にこれに乗るは、安全を養(やしな)うを以ってするところである。
孰知夫[士]出死要節之所以養生也
だれが知ろうか、それ、要節に死を覚悟して出るのは、生(せい)を養(やしな)うを以ってするところであるのを。
孰知夫輕費用之所以養財也
だれが知ろうか、それ、費用を軽んずるのが、財(ざい)を養(やしな)うを以ってするところであるのを。
孰知夫恭敬辭讓之所以養安也
だれが知ろうか、それ、恭敬、辞譲するのが安全を養(やしな)うを以ってするところであるのを。
孰知夫禮義文理之所以養情也
だれが知ろうか、それ、礼義、文理が情(じょう)を養(やしな)うを以ってするところであるのを。
和鸞(天子の車につける金の鈴)の音が歩けば武象(周武王の音楽の名)に中(あた)り、
驟中韶濩所以養耳也
走れば韶濩(殷湯王の音楽の名)に中(あた)り、耳を養(やしな)うを以ってするところであり、
龍旂九斿所以養信也
龍旂(龍の模様をかきはしに鈴をつけた旗)、九斿(虯(きゅう みずち?)の模様のへりに飾りをつけた旗?)は信を養(やしな)うを以ってするところであり、
寢兕持虎鮫韅彌龍所以養威也
寢兕、持虎、鮫韅、彌龍は威(い)を養(やしな)うを以ってするところである。
故大路之馬必信至教順
故(ゆえ)に大路(天子の車)の馬は必ず信で従順に教化するに至って、
然後乘之所以養安也
然(しか)る後にこれに乗るは、安全を養(やしな)うを以ってするところである。
孰知夫[士]出死要節之所以養生也
だれが知ろうか、それ、要節に死を覚悟して出るのは、生(せい)を養(やしな)うを以ってするところであるのを。
孰知夫輕費用之所以養財也
だれが知ろうか、それ、費用を軽んずるのが、財(ざい)を養(やしな)うを以ってするところであるのを。
孰知夫恭敬辭讓之所以養安也
だれが知ろうか、それ、恭敬、辞譲するのが安全を養(やしな)うを以ってするところであるのを。
孰知夫禮義文理之所以養情也
だれが知ろうか、それ、礼義、文理が情(じょう)を養(やしな)うを以ってするところであるのを。