中宮天極星其一明者太一常居也
中宮(ちゅうぐう)の天の極(最上)の星で、その一(はじめ)に明るいものは、太一(おそらくシリウス)が常(つね)に居(い)るのである。
旁三星三公或曰子屬
傍(かたわ)らの三つの星(おそらくオリオン座の三星)は三人の公で、或(あ)るものは曰く、子供たち、と。
後句四星末大星正妃
後ろの句(く 区切ること)している四つの星は、末(すえ)の大きな星(おそらくオリオン座のリゲル)が正妃で、
餘三星後宮之屬也
残りの三つの星が後宮(こうきゅう 妃たちのすむ宮殿)の属である。
環之匡衛十二星藩臣皆曰紫宮
これを環(かこむ)にして匡衛(きょうえい 助け守る)するのは十二の星(おそらくプロキオン、ポルックス、カストル、カペラ、プレアデス、アルデバラン等)で、藩臣(はんしん)で、皆(みな)曰く、紫宮、と。
前列直斗口三星隨北端兌
前列直(まっすぐ)の斗(北斗七星)の口の部分の三つの星が、北(きた)に端兌(たんえい まっすぐ)と隨(ずい ついていく)すると、
若見若不曰陰或曰天一
見えるか見えないかの、曰く、陰徳(かげの徳)と、或(あ)るものは曰く、天一と(おそらく北極星)。
紫宮左三星曰天槍右五星曰天棓
紫宮(藩臣)の左の三つの星は曰く、天槍(天の槍(やり) おそらくレグルス等)と。右の五つの星は
曰く、天棓(天の棓(ぼう 農具の名 脱穀に用いる)おそらくカシオペア座)と。
後六星絕漢抵營室曰閣道
後ろの六つの星(おそらくミルファク、アルマク、アルフェラッソ、マルカブ等)は 漢(天の川)を絶(た)って営室に抵(てい 達する)する、曰く閣道(かくどう 桟道(さんどう)と。
中宮(ちゅうぐう)の天の極(最上)の星で、その一(はじめ)に明るいものは、太一(おそらくシリウス)が常(つね)に居(い)るのである。
旁三星三公或曰子屬
傍(かたわ)らの三つの星(おそらくオリオン座の三星)は三人の公で、或(あ)るものは曰く、子供たち、と。
後句四星末大星正妃
後ろの句(く 区切ること)している四つの星は、末(すえ)の大きな星(おそらくオリオン座のリゲル)が正妃で、
餘三星後宮之屬也
残りの三つの星が後宮(こうきゅう 妃たちのすむ宮殿)の属である。
環之匡衛十二星藩臣皆曰紫宮
これを環(かこむ)にして匡衛(きょうえい 助け守る)するのは十二の星(おそらくプロキオン、ポルックス、カストル、カペラ、プレアデス、アルデバラン等)で、藩臣(はんしん)で、皆(みな)曰く、紫宮、と。
前列直斗口三星隨北端兌
前列直(まっすぐ)の斗(北斗七星)の口の部分の三つの星が、北(きた)に端兌(たんえい まっすぐ)と隨(ずい ついていく)すると、
若見若不曰陰或曰天一
見えるか見えないかの、曰く、陰徳(かげの徳)と、或(あ)るものは曰く、天一と(おそらく北極星)。
紫宮左三星曰天槍右五星曰天棓
紫宮(藩臣)の左の三つの星は曰く、天槍(天の槍(やり) おそらくレグルス等)と。右の五つの星は
曰く、天棓(天の棓(ぼう 農具の名 脱穀に用いる)おそらくカシオペア座)と。
後六星絕漢抵營室曰閣道
後ろの六つの星(おそらくミルファク、アルマク、アルフェラッソ、マルカブ等)は 漢(天の川)を絶(た)って営室に抵(てい 達する)する、曰く閣道(かくどう 桟道(さんどう)と。