[曰大章]有旱而昌有女喪民疾
旱(日照り)が有っても昌(盛ん)で、女喪(小雨? 喪(そう)=霎(そう)?)があれば、民が疾(病む)する。
閹茂歲歲陰在戌星居巳
閹茂の歳(年)、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は戌に在(あ)り、星(木星)は巳に居(い)る。
以九月與翼軫晨出曰天睢
九月を以って翼、軫とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、天睢、と。
白色大明其失次有應見東壁歲水女喪
白色で大いに明るい。その次(順次)を失ったときは、東壁を見て応ずることがある。歳(とし)は水(水害)、女喪(小雨? 喪(そう)=霎(そう)?)。
大淵獻歲歲陰在亥星居辰
大淵獻の歳、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は亥に在り、星(木星)は辰に居(い)る。
以十月與角亢晨出曰大章
十月を以って角、亢とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、大章、と、
蒼蒼然星若躍而陰出旦是謂正平
蒼蒼然として青く、(東の)星(木星)は躍(おど)るがごとくして陰(月 そばにあった月)は旦(夜明け 新月)に(西に)出て、ここに、正平と謂(い)う。
起師旅其率必武其國有將有四海其失次有應見婁
師旅(しりょ 軍隊)を起こし、その率(ひき)いるは必ず武で、その国は徳を有し、将(まさ)に四海を有さんとする。その次(順次)を失ったときは、婁を見て応ずることが有る。
困敦歲歲陰在子星居卯
困敦の歳(年)、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は子に在(あ)り、星(木星)は卯に居(い)る。
以十一月與氐房心晨出曰天泉
十一月を以って氐、房、心とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、天泉、と。
玄色甚明江池其昌不利起兵
玄色(赤黒い色)で甚(はなは)だ明るい。江池はその昌(盛ん)で、起兵は不利。
其失次有應(在)[見]昴
その次(順次)を失ったときは、昴(すばる)を見て応ずることが有る。
赤奮若歲歲陰在丑星居寅以十二月與尾箕晨出曰天皓
赤奮若の歳(年)、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は丑に在り、星(木星)は寅に居(お)り、
十二月を以って、尾、箕とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、天皓、と。
黫然色甚明其失次有應見參
黫然と黒色で甚(はなは)だ明るい。その次(順次)を失ったときは、参を見て応ずることがある。
當居不居居之又左右搖未當去去之與他星會其國凶
居(お)るべきに居(い)なかったり、これに居(お)れば、又(また)左右が揺(ゆ)れ、未(ま)だ
去るべきでないうちにこれを去り、他の星(火星、水星、金星、土星)と会(かい)すれば、その国は凶。
所居久國有厚其角動乍小乍大若色數變人主有憂
久しく居(お)るところの国は徳厚を有する。その角(=較(かく)?明るいさま)は動いて、小さくなったり、大きくなったりして、もし色がたびたび変化すれば、人主は憂いを有する。
旱(日照り)が有っても昌(盛ん)で、女喪(小雨? 喪(そう)=霎(そう)?)があれば、民が疾(病む)する。
閹茂歲歲陰在戌星居巳
閹茂の歳(年)、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は戌に在(あ)り、星(木星)は巳に居(い)る。
以九月與翼軫晨出曰天睢
九月を以って翼、軫とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、天睢、と。
白色大明其失次有應見東壁歲水女喪
白色で大いに明るい。その次(順次)を失ったときは、東壁を見て応ずることがある。歳(とし)は水(水害)、女喪(小雨? 喪(そう)=霎(そう)?)。
大淵獻歲歲陰在亥星居辰
大淵獻の歳、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は亥に在り、星(木星)は辰に居(い)る。
以十月與角亢晨出曰大章
十月を以って角、亢とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、大章、と、
蒼蒼然星若躍而陰出旦是謂正平
蒼蒼然として青く、(東の)星(木星)は躍(おど)るがごとくして陰(月 そばにあった月)は旦(夜明け 新月)に(西に)出て、ここに、正平と謂(い)う。
起師旅其率必武其國有將有四海其失次有應見婁
師旅(しりょ 軍隊)を起こし、その率(ひき)いるは必ず武で、その国は徳を有し、将(まさ)に四海を有さんとする。その次(順次)を失ったときは、婁を見て応ずることが有る。
困敦歲歲陰在子星居卯
困敦の歳(年)、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は子に在(あ)り、星(木星)は卯に居(い)る。
以十一月與氐房心晨出曰天泉
十一月を以って氐、房、心とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、天泉、と。
玄色甚明江池其昌不利起兵
玄色(赤黒い色)で甚(はなは)だ明るい。江池はその昌(盛ん)で、起兵は不利。
其失次有應(在)[見]昴
その次(順次)を失ったときは、昴(すばる)を見て応ずることが有る。
赤奮若歲歲陰在丑星居寅以十二月與尾箕晨出曰天皓
赤奮若の歳(年)、歳(木星)の陰(月 そばにあった月)は丑に在り、星(木星)は寅に居(お)り、
十二月を以って、尾、箕とともに晨出(しんしゅつ 夜明けに出る)し、曰く、天皓、と。
黫然色甚明其失次有應見參
黫然と黒色で甚(はなは)だ明るい。その次(順次)を失ったときは、参を見て応ずることがある。
當居不居居之又左右搖未當去去之與他星會其國凶
居(お)るべきに居(い)なかったり、これに居(お)れば、又(また)左右が揺(ゆ)れ、未(ま)だ
去るべきでないうちにこれを去り、他の星(火星、水星、金星、土星)と会(かい)すれば、その国は凶。
所居久國有厚其角動乍小乍大若色數變人主有憂
久しく居(お)るところの国は徳厚を有する。その角(=較(かく)?明るいさま)は動いて、小さくなったり、大きくなったりして、もし色がたびたび変化すれば、人主は憂いを有する。