贏為王不寧其縮有軍不復
贏すれば、王の不寧(やすんじない)を為し、その縮すれば、軍の不復を有する。
填星其色黃九芒音曰黃鐘宮
填星(土星)はその色は九芒(九(く)=瞿(く)? ほこのきっさき)の黄色で、音は曰く、黄鐘宮、と。
其失次上二三宿曰贏有主命不成不乃大水
その次(順次)を失って二、三宿を上るのは曰く、贏、と。主命の成らずを有し、そうでなけれな大水になる。
失次下二三宿曰縮有后戚
次(順次)を失って二、三宿を下がるのは曰く、縮、と。後の戚(せき うれえる)を有し、
其歲不復不乃天裂若地動
その歳(とし)は復さず、そうでなけれな天が裂(さ)かれ、もしくは地が動く。
斗為文太室填星廟天子之星也
斗(北斗七星)は文太室と為し、填星(土星)は廟(びょう)で、天子の星である。
木星與土合為內亂
木星と土星が合えば、内乱をつくる。
饑主勿用戰敗水則變謀而更事
饑(き 穀物がみのらない)、勿用戰(戦いを用いない)をつかさどり、敗(やぶ)れる。水星ならば、
変謀(はかりごとを変える)して事を改(あらた)め、
火為旱金為白衣會若水
火星は旱(日照り)をつくり、金星は白衣会、もしくは水害をつくる。
金在南曰牝牡年穀熟金在北歲偏無
金星が南に在(あ)るは曰く、牝牡、と。年の穀物は熟(う)れる。金星が北に在(あ)れば、歳(みのり?)は無(む)に偏(かたよ)る。
火與水合為焠與金合為鑠
火星と水星と合すれば焠(さい にらぐ)を為し、火星と金星が合すれば、鑠(しゃく 金属を溶解する)を為し、
為喪皆不可舉事用兵大敗
喪(そう 或いは争い?)をつくり、皆(みな)事を挙(あ)げるべきではなく、用兵は大敗(たいはい)する。
土為憂主孽卿大饑戰敗為北軍軍困舉事大敗
土星は憂(うれ)いをつくり、孽卿(卿(きょう)=凶(きょう)? わざわいと飢饉)をつかさどり、大いに饑(き 穀物が実らない)し、戦いは敗(やぶ)れ、北軍(敗北の軍)と為り、軍は困(こま)り、挙事(きょじ)は大敗(たいはい)する。
土與水合穰而擁閼有覆軍其國不可舉事出亡地入得地
土星と水星が合えば、穣(=城(じょう)? 城壁)して擁閼(ようあつ ふさがる)し、覆軍(まちぶせる軍?)を有して、その国は事を挙(あ)げるべきではない。出れば地を亡くし、入れば、地を得る。
贏すれば、王の不寧(やすんじない)を為し、その縮すれば、軍の不復を有する。
填星其色黃九芒音曰黃鐘宮
填星(土星)はその色は九芒(九(く)=瞿(く)? ほこのきっさき)の黄色で、音は曰く、黄鐘宮、と。
其失次上二三宿曰贏有主命不成不乃大水
その次(順次)を失って二、三宿を上るのは曰く、贏、と。主命の成らずを有し、そうでなけれな大水になる。
失次下二三宿曰縮有后戚
次(順次)を失って二、三宿を下がるのは曰く、縮、と。後の戚(せき うれえる)を有し、
其歲不復不乃天裂若地動
その歳(とし)は復さず、そうでなけれな天が裂(さ)かれ、もしくは地が動く。
斗為文太室填星廟天子之星也
斗(北斗七星)は文太室と為し、填星(土星)は廟(びょう)で、天子の星である。
木星與土合為內亂
木星と土星が合えば、内乱をつくる。
饑主勿用戰敗水則變謀而更事
饑(き 穀物がみのらない)、勿用戰(戦いを用いない)をつかさどり、敗(やぶ)れる。水星ならば、
変謀(はかりごとを変える)して事を改(あらた)め、
火為旱金為白衣會若水
火星は旱(日照り)をつくり、金星は白衣会、もしくは水害をつくる。
金在南曰牝牡年穀熟金在北歲偏無
金星が南に在(あ)るは曰く、牝牡、と。年の穀物は熟(う)れる。金星が北に在(あ)れば、歳(みのり?)は無(む)に偏(かたよ)る。
火與水合為焠與金合為鑠
火星と水星と合すれば焠(さい にらぐ)を為し、火星と金星が合すれば、鑠(しゃく 金属を溶解する)を為し、
為喪皆不可舉事用兵大敗
喪(そう 或いは争い?)をつくり、皆(みな)事を挙(あ)げるべきではなく、用兵は大敗(たいはい)する。
土為憂主孽卿大饑戰敗為北軍軍困舉事大敗
土星は憂(うれ)いをつくり、孽卿(卿(きょう)=凶(きょう)? わざわいと飢饉)をつかさどり、大いに饑(き 穀物が実らない)し、戦いは敗(やぶ)れ、北軍(敗北の軍)と為り、軍は困(こま)り、挙事(きょじ)は大敗(たいはい)する。
土與水合穰而擁閼有覆軍其國不可舉事出亡地入得地
土星と水星が合えば、穣(=城(じょう)? 城壁)して擁閼(ようあつ ふさがる)し、覆軍(まちぶせる軍?)を有して、その国は事を挙(あ)げるべきではない。出れば地を亡くし、入れば、地を得る。