其出行十八舍二百四十日而入
その出て十八舎を行くこと二百四十日にして入る。
入東方伏行十一舍百三十日
東方に入って、伏行すること十一舎で百三十日、
其入西方伏行三舍十六日而出
その西方に入って、伏行すること三舎で十六日にして出る。
當出不出當入不入是謂失舍
出るべきに出ず、入るべきに入らないと、これは失舎と謂(い)い、
不有破軍必有國君之篡
軍を破(やぶ)ることはなく、必ず国君の篡(さん 臣下が国君の位をうばいとる)が有る。
其紀上元以攝提格之歲與營室晨出東方至角而入
その紀上元は、攝提格の歳(とし)を以ってし、営室(二十八宿の一つ)とともに東方に晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、角(二十八宿の一つ)に至って入り、
與營室夕出西方至角而入
営室とともに西方に夕出(夕方に出る)し、角(二十八宿の一つ)に至って入る。
與角晨出入畢與角夕出入畢
角(二十八宿の一つ)とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、畢(おそらく二十八宿の一つ濁にあたる 律書より)に入り、角(二十八宿の一つ)とともに夕出(夕方に出る)し、畢(おそらく二十八宿の一つ濁にあたる 律書より)に入る。
與畢晨出入箕與畢夕出入箕
畢とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、箕(二十八宿の一つ)に入り、畢とともに
夕出(夕方に出る)し、箕(二十八宿の一つ)に入る。
與箕晨出入柳與箕夕出入柳
箕とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、柳(二十八宿の一つの注にあたる 律書より)に入り、箕とともに夕出(夕方に出る)して、柳(二十八宿の一つの注にあたる 律書より)に入る。
與柳晨出入營室與柳夕出入營室
柳とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、営室に入り、柳とともに夕出(夕方に出る)して、営室に入る。
凡出入東西各五為八歲二百二十日復與營室晨出東方
凡(およ)そ東西に出入りするは各(おのおの)五回、八年と二百二十日(240日+130日+240日+16日=626日、626日×5=3130日 八年と二百十日(おおまかな計算です))、ふたたび営室とともに東方に晨出(しんしゅつ 明け方に出る)する。
其大率歲一周天其始出東方行遲
そのおおまかな率(りつ)は、一年で天を一周する。その始めに東方に出て、行くは遅(おそ)く、
率日半度一百二十日必逆行一二舍
率(おおむね)一日に半度進むこと一百二十日、必ず逆行すること一、二舎、
上極而反東行行日一度半一百二十日入
上に極(きわ)まって反(かえ)して、東行し、行くこと一日に一度半が、一百二十日で、入る。
その出て十八舎を行くこと二百四十日にして入る。
入東方伏行十一舍百三十日
東方に入って、伏行すること十一舎で百三十日、
其入西方伏行三舍十六日而出
その西方に入って、伏行すること三舎で十六日にして出る。
當出不出當入不入是謂失舍
出るべきに出ず、入るべきに入らないと、これは失舎と謂(い)い、
不有破軍必有國君之篡
軍を破(やぶ)ることはなく、必ず国君の篡(さん 臣下が国君の位をうばいとる)が有る。
其紀上元以攝提格之歲與營室晨出東方至角而入
その紀上元は、攝提格の歳(とし)を以ってし、営室(二十八宿の一つ)とともに東方に晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、角(二十八宿の一つ)に至って入り、
與營室夕出西方至角而入
営室とともに西方に夕出(夕方に出る)し、角(二十八宿の一つ)に至って入る。
與角晨出入畢與角夕出入畢
角(二十八宿の一つ)とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、畢(おそらく二十八宿の一つ濁にあたる 律書より)に入り、角(二十八宿の一つ)とともに夕出(夕方に出る)し、畢(おそらく二十八宿の一つ濁にあたる 律書より)に入る。
與畢晨出入箕與畢夕出入箕
畢とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、箕(二十八宿の一つ)に入り、畢とともに
夕出(夕方に出る)し、箕(二十八宿の一つ)に入る。
與箕晨出入柳與箕夕出入柳
箕とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、柳(二十八宿の一つの注にあたる 律書より)に入り、箕とともに夕出(夕方に出る)して、柳(二十八宿の一つの注にあたる 律書より)に入る。
與柳晨出入營室與柳夕出入營室
柳とともに晨出(しんしゅつ 明け方に出る)し、営室に入り、柳とともに夕出(夕方に出る)して、営室に入る。
凡出入東西各五為八歲二百二十日復與營室晨出東方
凡(およ)そ東西に出入りするは各(おのおの)五回、八年と二百二十日(240日+130日+240日+16日=626日、626日×5=3130日 八年と二百十日(おおまかな計算です))、ふたたび営室とともに東方に晨出(しんしゅつ 明け方に出る)する。
其大率歲一周天其始出東方行遲
そのおおまかな率(りつ)は、一年で天を一周する。その始めに東方に出て、行くは遅(おそ)く、
率日半度一百二十日必逆行一二舍
率(おおむね)一日に半度進むこと一百二十日、必ず逆行すること一、二舎、
上極而反東行行日一度半一百二十日入
上に極(きわ)まって反(かえ)して、東行し、行くこと一日に一度半が、一百二十日で、入る。