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Channel: 倭人伝を解く
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又東三百五十里曰箕尾之山

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又東三百五十里曰箕尾之山

また東へ三百五十里(一里150m換算で約52.5km)、曰く、箕尾の山と。

其尾踆于東海多沙石

その(山の)尾は東海に踆(うずくまる)じ、沙石(砂)が多い。

汸水出焉而南流注于淯其中多白玉

汸水が出でて、しこうして南に流れて淯に注(そそ)ぎ、その中には白玉(白い宝石)が多い。

凡䧿山之首自招搖之山

凡(およ)そ䧿山(南山経の最初の山)の首(依拠する もとづく)は、招搖の山より、

以至箕尾之山凡十山二千九百五十里

箕尾の山に至るを以ってして、凡(およ)そ十の山で、二千九百五十里(一里150m換算で約442.5km)、

其神狀皆鳥身而龍首其祠之禮

その神の状(かたち)は皆(みな)鳥(とり)の身(からだ)に龍の首(あたま)で、その祠(まつり)の礼は、

毛用一璋玉瘞糈用稌米一壁稻米

望(まつる 毛(もう)=望(もう))?)に一つの 璋(祭りや儀式に用いる圭(玉器)の一種)玉(宝石)英(玉に似た美しい石 瘞(えい)=英(えい)?))を用い、糈(神に供える白米)に稌米(もち米(もち粟))、一つの椑(酒のたる またはさかずき 椑(へき)=壁(へき)?)、稻米(もみがらをとった米(粟))を用い、

白菅為席

白い菅(かや)で席(せき)をつくった。

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