南次二經之首曰柜山
南次二経(南山経の二番目の山)の首(はじめ)は曰く、柜山、と。
西臨流黃北望諸毗東望長右
西に流黄を臨(のぞ)み、北に諸毗を望(のぞ)み、東に長右を望(のぞ)む。
英水出焉西南流注于赤水
英水が出でて、西南に流れて赤水に注(そそ)ぐ。
其中多白玉多丹粟
その中に白玉(白い宝石)が多く、丹砂(赤色の鉱物 丹粟=丹砂?)が多い。
有獸焉其狀如豚有距
獣(けもの)が有って、その状(かたち)は豚(ぶた)の如(ごと)くで、距(けづめ おそらくこの場合長い爪の意?)が有って、
其音如狗吠其名曰狸力見則其縣多土功
その音(声)は狗(こいぬ)の吠(ほ)えるが如(ごと)くで、その名曰く、狸力、と。見(あらわれる)ればその県には土功(土木工事)が多い。(おそらくアナグマ? 顔は狸(たぬき)にも似ている。巣穴を斜面に掘るので土木工事になぞらえた?)
有鳥焉其狀如鴟而人手
鳥が有って、その状(かたち)は鴟(みみずく)の如(ごと)くにして人のような手をして、
其音如痺其名曰鴸
その音(声)は痺(痺=鵯? 鵯はあるいはハト?)の如(ごと)くで、その名は曰く鴸、と。
其鳴自號也見則其縣多放士
その鳴くは自(みずか)らの号(本名以外の呼び名)であり、見(あらわれる)ればその県には方士(放士=方士)が多い。(おそらくフクロウ?ホーホーと鳴くのでそのような別の呼び名があったらしい。方士(ほうし)はホーホーになぞらえたもの? )
南次二経(南山経の二番目の山)の首(はじめ)は曰く、柜山、と。
西臨流黃北望諸毗東望長右
西に流黄を臨(のぞ)み、北に諸毗を望(のぞ)み、東に長右を望(のぞ)む。
英水出焉西南流注于赤水
英水が出でて、西南に流れて赤水に注(そそ)ぐ。
其中多白玉多丹粟
その中に白玉(白い宝石)が多く、丹砂(赤色の鉱物 丹粟=丹砂?)が多い。
有獸焉其狀如豚有距
獣(けもの)が有って、その状(かたち)は豚(ぶた)の如(ごと)くで、距(けづめ おそらくこの場合長い爪の意?)が有って、
其音如狗吠其名曰狸力見則其縣多土功
その音(声)は狗(こいぬ)の吠(ほ)えるが如(ごと)くで、その名曰く、狸力、と。見(あらわれる)ればその県には土功(土木工事)が多い。(おそらくアナグマ? 顔は狸(たぬき)にも似ている。巣穴を斜面に掘るので土木工事になぞらえた?)
有鳥焉其狀如鴟而人手
鳥が有って、その状(かたち)は鴟(みみずく)の如(ごと)くにして人のような手をして、
其音如痺其名曰鴸
その音(声)は痺(痺=鵯? 鵯はあるいはハト?)の如(ごと)くで、その名は曰く鴸、と。
其鳴自號也見則其縣多放士
その鳴くは自(みずか)らの号(本名以外の呼び名)であり、見(あらわれる)ればその県には方士(放士=方士)が多い。(おそらくフクロウ?ホーホーと鳴くのでそのような別の呼び名があったらしい。方士(ほうし)はホーホーになぞらえたもの? )