又東五百八十里曰禺槀之山多怪多大蛇
また東へ五百八十里(一里150m換算で約87km)、曰く、禺槀の山と。怪獣(かわったけもの)が多く、大蛇が多い。
東五百八十里曰南禺之山其上多金玉其下多水
東へ五百八十里(一里150m換算で約87km)、曰く、南禺の山と。その上には金玉(金属や宝石)が多く、その下には水(川)が多い。
有穴焉水春輒入夏乃出冬則閉
熊(くま 穴=熊?)がいて、水(川)が春になると輒(いつもきまって)入り、夏になるとすなわち(川から)出(離れる 去る)て、冬になれば閉(とじこもる 冬眠)じる。
佐水出焉而東南流注于海有鳳皇鵷鶵
佐水が出でて、しこうして、東南に流れて海に注(そそ)ぐ。鳳皇(おそらくギンケイ?)、鵷鶵(鳳凰の一種)がいる。
凡《南次三經》之首自天虞之山以至南禺之山凡一十四山六千五百三十里
凡(およ)そ南次三経の首(依拠する もとづく)は、天虞の山より南禺の山に至るを以ってして、凡(およ)そ十四の山で、六千五百三十里(一里150m換算で約979.5km)。
其神皆龍身而人面其祠皆一白狗祈糈用稌
その神(かみ)は皆(みな)、龍の身(からだ)にして人の面(かお)で、その祠(まつる)は皆(みな)一つの白い(もも玉の名 狗(こう)=(こう)?祈(き)=(き)?)で、糈(神に供える白米)は稌(もち米(もち粟))を用いる。
右南經之山志大小凡四十山萬六千三百八十里
右(みぎ 以上)の南経の山の志(おぼえがき)は、大小(だいしょう)凡(およ)そ四十の山で、一万六千三百八十里(一里150m換算で約2457km)になる。
今日で山海経の南山経は終わりです。明日からは山海経の西山経に入ります。
また東へ五百八十里(一里150m換算で約87km)、曰く、禺槀の山と。怪獣(かわったけもの)が多く、大蛇が多い。
東五百八十里曰南禺之山其上多金玉其下多水
東へ五百八十里(一里150m換算で約87km)、曰く、南禺の山と。その上には金玉(金属や宝石)が多く、その下には水(川)が多い。
有穴焉水春輒入夏乃出冬則閉
熊(くま 穴=熊?)がいて、水(川)が春になると輒(いつもきまって)入り、夏になるとすなわち(川から)出(離れる 去る)て、冬になれば閉(とじこもる 冬眠)じる。
佐水出焉而東南流注于海有鳳皇鵷鶵
佐水が出でて、しこうして、東南に流れて海に注(そそ)ぐ。鳳皇(おそらくギンケイ?)、鵷鶵(鳳凰の一種)がいる。
凡《南次三經》之首自天虞之山以至南禺之山凡一十四山六千五百三十里
凡(およ)そ南次三経の首(依拠する もとづく)は、天虞の山より南禺の山に至るを以ってして、凡(およ)そ十四の山で、六千五百三十里(一里150m換算で約979.5km)。
其神皆龍身而人面其祠皆一白狗祈糈用稌
その神(かみ)は皆(みな)、龍の身(からだ)にして人の面(かお)で、その祠(まつる)は皆(みな)一つの白い(もも玉の名 狗(こう)=(こう)?祈(き)=(き)?)で、糈(神に供える白米)は稌(もち米(もち粟))を用いる。
右南經之山志大小凡四十山萬六千三百八十里
右(みぎ 以上)の南経の山の志(おぼえがき)は、大小(だいしょう)凡(およ)そ四十の山で、一万六千三百八十里(一里150m換算で約2457km)になる。
今日で山海経の南山経は終わりです。明日からは山海経の西山経に入ります。