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Channel: 倭人伝を解く
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又西八十里曰小華之山

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又西八十里曰小華之山

また西へ八十里(一里150m換算で約12km)、曰く、小華の山と。

其木多荊杞其獸多㸲牛

その木は荊杞(いばら、くこ)が多い。その獣は㸲牛(㸲は音から牛偏に它と書いて角のない牛?)が多い。

其陰多磬石其陽多㻬琈之玉

その陰(北側)には磬石(楽器の石)が多く、その陽(南側)には㻬琈(おそらく両方とも宝玉、美石の名)の玉が多い。

鳥多赤鷩可以禦火

鳥は赤鷩(赤いきじ)が多く、火事を禦(ふせぐ)することができる。

其草有萆荔狀如烏韭

その草に萆荔(=薜荔?薜はトウキというセリ科の多年草で、荔はあるいは韮(にら)?で、薜荔はニラのような白い花を咲かせるトウキのこと?辞書ではまさきのかずら。香りのよいつる草)が有り、その状(かたち)は烏韭(ホラシノブ)の如(ごと)くで、

而生於石上亦緣木而生食之已心痛

しこうして、石の上に生(は)え、また縁木(木をふちどる)にして生(は)える。これを食べると心痛を已(いやす)する。(トウキ? 或いはつる草の類?)

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