符禺之水出焉而北流注于渭
符禺の水(川)が出でて、北に流れて渭に注ぐ。
其獸多葱聾其狀如羊而赤鬣
その獣は葱聾(音から氈鹿と書けてカモシカの意?)が多く、その状(かたち)は羊(やぎ)の如(ごと)くにして赤い鬣(あごひげ)がある。(タイワンカモシカのような動物?)
其鳥多鴖其狀如翠而赤喙可以禦火
その鳥は鴖が多く、その状(かたち)は翠(カワセミ)の如(ごと)くにして赤い喙(くちばし)で、火事を禦(ふせぐ)することができる。(ヤマショウビン?)
又西六十里曰石脆之山
また西へ六十里(一里150m換算で約9km)、曰く、石脆の山と。
其木多椶柟其草多條
その木は椶(ヤシ科の常緑高木)柟(クスノキ科の常緑高木)が多く、その草は條(蓧(たで科の多年草))が多く、
其狀如韭而白華實食之已疥
その状(かたち)は蕎(ソバ 音から韭=蕎?)の如(ごと)くにして、白い華(はな)に黒い実で、これを食すると疥(ひぜん)を已(いやす)する。(たで科の、ソバの一種?)
其陽多㻬琈之玉其陰多銅
その陽(南側)には㻬琈(玉石の名)の玉が多く、その陰(北側)には銅が多い。
灌水出焉而北流注于禺水
灌水が出でて、北に流れて禺水に注ぐ。
其中有流赭以塗牛馬無病
その中には流赭(硫黄(いおう)と赤い土 流=硫? 赭は赤い土(ベンガラ?))が有り、牛馬に塗(ぬ)るを以ってすれば病にかからなくなる。
符禺の水(川)が出でて、北に流れて渭に注ぐ。
其獸多葱聾其狀如羊而赤鬣
その獣は葱聾(音から氈鹿と書けてカモシカの意?)が多く、その状(かたち)は羊(やぎ)の如(ごと)くにして赤い鬣(あごひげ)がある。(タイワンカモシカのような動物?)
其鳥多鴖其狀如翠而赤喙可以禦火
その鳥は鴖が多く、その状(かたち)は翠(カワセミ)の如(ごと)くにして赤い喙(くちばし)で、火事を禦(ふせぐ)することができる。(ヤマショウビン?)
又西六十里曰石脆之山
また西へ六十里(一里150m換算で約9km)、曰く、石脆の山と。
其木多椶柟其草多條
その木は椶(ヤシ科の常緑高木)柟(クスノキ科の常緑高木)が多く、その草は條(蓧(たで科の多年草))が多く、
其狀如韭而白華實食之已疥
その状(かたち)は蕎(ソバ 音から韭=蕎?)の如(ごと)くにして、白い華(はな)に黒い実で、これを食すると疥(ひぜん)を已(いやす)する。(たで科の、ソバの一種?)
其陽多㻬琈之玉其陰多銅
その陽(南側)には㻬琈(玉石の名)の玉が多く、その陰(北側)には銅が多い。
灌水出焉而北流注于禺水
灌水が出でて、北に流れて禺水に注ぐ。
其中有流赭以塗牛馬無病
その中には流赭(硫黄(いおう)と赤い土 流=硫? 赭は赤い土(ベンガラ?))が有り、牛馬に塗(ぬ)るを以ってすれば病にかからなくなる。