又西五十二里曰竹山
また西へ五十二里(一里150m換算で約7.8km)、曰く、竹山と。
其上多喬木其陰多鐵
その上には喬木(幹が堅くて、たけの高くなる木)が多く、その陰(北側)には鉄が多い。
有草焉其名曰黃雚其狀如樗其葉如麻
草が有って、その名は曰く、黃雚と。その状(かたち)は苧(からむし 樗(ちょ)=苧(ちょ)?)の如(ごと)くして、その葉は麻(あさ)の如(ごと)く、
白花而赤實其狀如赭
白い花にして赤い実で、その状(かたち)は珠(まるい球状のもの 赭(しゃ)=珠(しゅ)?)の如(ごと)くで、
浴之已疥又可以已胕
これに浴(入浴)すれば、疥(ひぜん)を已(いやす)し、また胕(むくむ はれる)を已(なおす)することができる。(おそらくトウゴマ?)
竹水出焉北流注于渭
竹水が出でて、北に流れて渭に注(そそ)ぐ。
其陽多竹箭多蒼玉
その陽(南側)には竹(たけ)箭(やだけ)が多く、蒼(あお)い玉(宝石)が多い。
丹水出焉東南流注于洛水
丹水が出でて、東南に流れて洛水に注ぐ。
其中多水玉多人魚
その中には水玉(水晶)が多く、鮎魚(=鱄魚でギギ?(南山経より) 人=鮎?)が多い。
有獸焉其狀如豚而白毛
獣が有って、その状(かたち)は豚(こぶた)の如(ごと)くにして白い毛で、
大如笄而端名曰毫彘
大きいものは彘(いのこ 笄(現代音チー)=彘(現代音チー)?)の如(ごと)くにして、黒い踹(あし 端(せん)=踹(せん)?)で、名は曰く、毫彘(音から狢彘と書けて、むじなぶたの意?)と。(おそらくアナグマのような獣?)
また西へ五十二里(一里150m換算で約7.8km)、曰く、竹山と。
其上多喬木其陰多鐵
その上には喬木(幹が堅くて、たけの高くなる木)が多く、その陰(北側)には鉄が多い。
有草焉其名曰黃雚其狀如樗其葉如麻
草が有って、その名は曰く、黃雚と。その状(かたち)は苧(からむし 樗(ちょ)=苧(ちょ)?)の如(ごと)くして、その葉は麻(あさ)の如(ごと)く、
白花而赤實其狀如赭
白い花にして赤い実で、その状(かたち)は珠(まるい球状のもの 赭(しゃ)=珠(しゅ)?)の如(ごと)くで、
浴之已疥又可以已胕
これに浴(入浴)すれば、疥(ひぜん)を已(いやす)し、また胕(むくむ はれる)を已(なおす)することができる。(おそらくトウゴマ?)
竹水出焉北流注于渭
竹水が出でて、北に流れて渭に注(そそ)ぐ。
其陽多竹箭多蒼玉
その陽(南側)には竹(たけ)箭(やだけ)が多く、蒼(あお)い玉(宝石)が多い。
丹水出焉東南流注于洛水
丹水が出でて、東南に流れて洛水に注ぐ。
其中多水玉多人魚
その中には水玉(水晶)が多く、鮎魚(=鱄魚でギギ?(南山経より) 人=鮎?)が多い。
有獸焉其狀如豚而白毛
獣が有って、その状(かたち)は豚(こぶた)の如(ごと)くにして白い毛で、
大如笄而端名曰毫彘
大きいものは彘(いのこ 笄(現代音チー)=彘(現代音チー)?)の如(ごと)くにして、黒い踹(あし 端(せん)=踹(せん)?)で、名は曰く、毫彘(音から狢彘と書けて、むじなぶたの意?)と。(おそらくアナグマのような獣?)