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Channel: 倭人伝を解く
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又西七十里曰羭次之山

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又西七十里曰羭次之山

また西へ七十里(一里150m換算で約10.5km)、曰く、羭次の山と。

漆水出焉北流注于渭

漆水が出でて、北に流れて渭に注ぐ。

其上多棫橿其下多竹箭

その上には棫(たら)、橿(まゆみ 字書木部の橿は枋也より)が多く、その下には竹(たけ)、箭(やだけ)が多い。

其陰多赤銅其陽多嬰垣之玉

その陰(北側)には赤い銅が多く、その陽(南側)には嬰垣(音から瑛琰と書けて、光沢のあるさまの意?)の玉(宝石)が多い。

有獸焉其狀如禺而長臂善投其名曰囂

獣が有って、その状(かたち)は狖(いたち 禺(現代音ユィ)=狖(ゆう)?)の如(ごと)くにして長い臂(うで かいな)で、善(しばしば)に洮(あらう 洗い清める 投(とう)=洮(とう)?)し、その名は曰く、囂と。(おそらくアライグマ?)

有鳥焉其狀如梟人面而一足曰橐𩇯

鳥が有って、その状(かたち)は梟(ふくろう)の如(ごと)くで、人のような面(かお)にして、鴪(たかやはやぶさなどが速く飛ぶさま 一(いつ)=鴪(いつ)?)のような足で、曰く、橐𩇯と。

冬見夏蟄服之不畏雷

冬に見(あらわれる)えて、夏に蟄(かくれる)し、これを服(薬や茶などを飲む)すると雷(かみなり)を畏(おそ)れなくなる。(おそらく冬鳥のコミミズク?)

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