又西三百二十里曰嶓冡之山
また西へ三百二十里(一里150m換算で約48km)、曰く、嶓冡の山と。
漢水出焉而東南流注于沔
漢水が出でて、しこうして、東南に流れて沔に注ぐ。
囂水出焉北流注于湯水
囂水が出でて、北に流れて湯水に注ぐ。
其上多桃枝鉤端
その上には竹子(ササ 桃枝=竹子?)、戈箭(幹のまっすぐなやだけ? 音から鉤端=戈箭?)、
獸多犀兕熊羆鳥多白翰赤鷩
獣は犀(さい)、兕(野牛)、熊(くま)、羆(ひぐま)が多く、鳥は白翰(白いやまどり)、赤鷩(赤いきじ)が多い。
有草焉其葉如其本如桔梗
草が有って、その葉は(香り草 ゆり?)の如(ごと)くで、その品(たぐい 本=品?)は桔梗(ききょう)の如(ごと)くで、
華而不實名曰蓇蓉食之使人無子
黒い華(はな)にして実がならず、名は曰く、蓇蓉と。これを食すると人をして無子(子が無い)にさせる。(おそらく三倍体のクロユリ?)
また西へ三百二十里(一里150m換算で約48km)、曰く、嶓冡の山と。
漢水出焉而東南流注于沔
漢水が出でて、しこうして、東南に流れて沔に注ぐ。
囂水出焉北流注于湯水
囂水が出でて、北に流れて湯水に注ぐ。
其上多桃枝鉤端
その上には竹子(ササ 桃枝=竹子?)、戈箭(幹のまっすぐなやだけ? 音から鉤端=戈箭?)、
獸多犀兕熊羆鳥多白翰赤鷩
獣は犀(さい)、兕(野牛)、熊(くま)、羆(ひぐま)が多く、鳥は白翰(白いやまどり)、赤鷩(赤いきじ)が多い。
有草焉其葉如其本如桔梗
草が有って、その葉は(香り草 ゆり?)の如(ごと)くで、その品(たぐい 本=品?)は桔梗(ききょう)の如(ごと)くで、
華而不實名曰蓇蓉食之使人無子
黒い華(はな)にして実がならず、名は曰く、蓇蓉と。これを食すると人をして無子(子が無い)にさせる。(おそらく三倍体のクロユリ?)