又西三百五十里曰西皇之山其陽多金其陰多鐵
また西へ三百五十里(一里150m換算で約52.5km)、曰く、西皇の山と。その陽(南側)には金属が多く、その陰(北側)には鉄が多い。
其獸多麋鹿㸲牛
その獣は麋鹿(大鹿)、㸲牛(サイガ?)が多い。
又西三百五十里曰萊山其木多檀楮
また西へ三百五十里(一里150m換算で約52,5km)、曰く、萊山と。その木は檀(香木)、楮(こうぞ)が多い。
其鳥多羅羅是食人
その鳥は羅羅(音から黎黎と書けて、カラス?)が多く、是(これ)は人を食する。
凡西次二經之首自山至于萊山凡十七山四千一百四十里
凡(およ)そ西次二経の首(依拠する もとづく)は、山より萊山に至るまでの凡(およ)そ十七の山で、四千一百四十里(一里150m換算で約621km)。
其十神者皆人面而馬身
その十山の神とは、皆(みな)人面にして馬の身(からだ)で、
其七神皆人面牛身四足而一臂
その七山の神は、皆(みな)人面に牛の身(からだ)であり、鷙(ワシタカ類 四(し)=鷙(し)?)のような足にして、鴪(たかやはやぶさなどが速く飛ぶさま 一(いつ)=鴪(いつ)?)のような臂(うで=つばさ)で、
操杖以行是為飛獸之神
杖(つえ)を操(にぎる)って行くを以ってし、是(これ)が飛獣の神と為す。
其祠之毛用少牢白菅為席
そのこれを祠(まつる)は、望(まつる 毛(もう)=望(もう)?)は少牢(少ないごちそう)を用いて、白い菅(かや)で座席をつくる。
其十輩神者其祠之毛一雄鷄而不糈毛采
その獣飛(十輩=獣飛?)の神とは、そのこれを祠(まつる)は、望(まつる 毛(もう)=望(もう)?)は、一羽の雄鷄(音から隼鶏と書けてハヤブサのような鶏の意でトビ?)、一匹の犬((けん)=犬(けん)?)を用い、しこうして、糈(神に供える白米(粟))ではなく、萌草(萌え出たばかりの草 毛采=萌草?)である。
また西へ三百五十里(一里150m換算で約52.5km)、曰く、西皇の山と。その陽(南側)には金属が多く、その陰(北側)には鉄が多い。
其獸多麋鹿㸲牛
その獣は麋鹿(大鹿)、㸲牛(サイガ?)が多い。
又西三百五十里曰萊山其木多檀楮
また西へ三百五十里(一里150m換算で約52,5km)、曰く、萊山と。その木は檀(香木)、楮(こうぞ)が多い。
其鳥多羅羅是食人
その鳥は羅羅(音から黎黎と書けて、カラス?)が多く、是(これ)は人を食する。
凡西次二經之首自山至于萊山凡十七山四千一百四十里
凡(およ)そ西次二経の首(依拠する もとづく)は、山より萊山に至るまでの凡(およ)そ十七の山で、四千一百四十里(一里150m換算で約621km)。
其十神者皆人面而馬身
その十山の神とは、皆(みな)人面にして馬の身(からだ)で、
其七神皆人面牛身四足而一臂
その七山の神は、皆(みな)人面に牛の身(からだ)であり、鷙(ワシタカ類 四(し)=鷙(し)?)のような足にして、鴪(たかやはやぶさなどが速く飛ぶさま 一(いつ)=鴪(いつ)?)のような臂(うで=つばさ)で、
操杖以行是為飛獸之神
杖(つえ)を操(にぎる)って行くを以ってし、是(これ)が飛獣の神と為す。
其祠之毛用少牢白菅為席
そのこれを祠(まつる)は、望(まつる 毛(もう)=望(もう)?)は少牢(少ないごちそう)を用いて、白い菅(かや)で座席をつくる。
其十輩神者其祠之毛一雄鷄而不糈毛采
その獣飛(十輩=獣飛?)の神とは、そのこれを祠(まつる)は、望(まつる 毛(もう)=望(もう)?)は、一羽の雄鷄(音から隼鶏と書けてハヤブサのような鶏の意でトビ?)、一匹の犬((けん)=犬(けん)?)を用い、しこうして、糈(神に供える白米(粟))ではなく、萌草(萌え出たばかりの草 毛采=萌草?)である。