西北三百里曰長沙之山水出焉
西北に三百里(一里150m換算で約45km)、曰く、長沙の山と。水が出でて、
北流注于泑水無草木多青雄黃
北に流れて泑水に注ぐ。草木が無く、青い硝鉱(音から雄=硝? 黄(こう)=鉱(こう)?)が多い。
又西北三百七十里曰不周之山
また西北に三百七十里(一里150m換算で約55.5km)、曰く不周の山と。
北望諸毗之山臨彼嶽崇之山東望泑澤
北に諸毗の山を望み、彼嶽崇の山を臨(のぞ)み、東に泑沢を望み、
河水所潛也其源渾渾泡泡
河水の潜(ひそむ)ところであり、その源(みなもと)は渾渾泡泡(こんこんほうほう)ともやもやとしてはかない。
爰有嘉果其實如桃其葉如棗
爰(ここに)嘉果(めでたい果実)が有って、その実は桃(もも)の如(ごと)くで、その葉は棗(なつめ)の如(ごと)くで、
黃華而赤柎食之不勞
黄色い華(はな)にして赤い 柎(がく)で、これを食すると労(つかれる)さない。(おそらくスモモ? 葉が細く、ガクは縁(ふち)がやや赤いので。 梅や杏の花のガクは赤いのですが、葉のかたちがやや異なります)
西北に三百里(一里150m換算で約45km)、曰く、長沙の山と。水が出でて、
北流注于泑水無草木多青雄黃
北に流れて泑水に注ぐ。草木が無く、青い硝鉱(音から雄=硝? 黄(こう)=鉱(こう)?)が多い。
又西北三百七十里曰不周之山
また西北に三百七十里(一里150m換算で約55.5km)、曰く不周の山と。
北望諸毗之山臨彼嶽崇之山東望泑澤
北に諸毗の山を望み、彼嶽崇の山を臨(のぞ)み、東に泑沢を望み、
河水所潛也其源渾渾泡泡
河水の潜(ひそむ)ところであり、その源(みなもと)は渾渾泡泡(こんこんほうほう)ともやもやとしてはかない。
爰有嘉果其實如桃其葉如棗
爰(ここに)嘉果(めでたい果実)が有って、その実は桃(もも)の如(ごと)くで、その葉は棗(なつめ)の如(ごと)くで、
黃華而赤柎食之不勞
黄色い華(はな)にして赤い 柎(がく)で、これを食すると労(つかれる)さない。(おそらくスモモ? 葉が細く、ガクは縁(ふち)がやや赤いので。 梅や杏の花のガクは赤いのですが、葉のかたちがやや異なります)