Quantcast
Channel: 倭人伝を解く
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

又西百八十里曰泰器之山

$
0
0
又西百八十里曰泰器之山

また西へ百八十里(一里150m換算で約27km)、曰く、泰器の山と。

觀水出焉西流注于流沙

観水が出でて、西に流れて流沙に注ぐ。

是多文鰩魚狀如鯉魚魚身而鳥翼

ここには文鰩魚(音から文翼鼬と書けて、模様のあるむささびの意?)、その状(かたち)は鯉魚(音から栗鼬と書けて、リスの意?)の如(ごと)くで、鼬(辞書ではイタチですが、鼠偏で由は穴と書けるので、冬眠をするマーモットのような動物? 魚=鼬?)のような身(からだ)で、鳥のような翼(つばさ)で、

蒼文而白首赤喙

蒼(あお)い文(模様)にして白い首(あたま)で、赤い喙(くちばし(鼻、口のまわり))で、

常行西海遊於東海以夜飛

常(つね)に西海に行き、東海に遊(行き来する)び、夜(よる)を以って飛ぶ。

其音如鸞雞其味酸甘

その音(鳴き声)は鸞鶏(おそらくキンケイ?)の如(ごと)くで、その味は酸甘(あまずっぱい)で、

食之已狂見則天下大穰

これを食すると狂(精神が乱れる)を已(いやす)す。見(あらわれる)れば天下は大穰(大豊作)になる。(おそらくカオジロムササビ?)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

Trending Articles