有鳥焉其名曰鶉鳥是司帝之百服
鳥が有って、その名は曰く、鶉鳥と。これは、帝の箔覆(すだれのおおい? 百(はく)=箔(はく)? 服(ふく)=覆(ふく)?)を司(つかさど)る。(辞書ではウズラですが、西山経で見るかぎりではおそらくカワセミ? 箔覆は史記司馬相如列伝の「羽蓋」を参考に)
有木焉其狀如棠華黃赤實其味如李而無核
木が有って、その状(かたち)は棠(やまなし)の如(ごと)くで、華(はな)は黄色で赤い実で、その味は梨(なし 李(り)=梨(り)?)の如(ごと)くにして核(種子をつつむもの)が無い。
名曰沙棠可以禦水食之使人不溺
名は曰く、沙棠と。水(水害)を禦(ふせぐ)することができ、これを食すると人をして溺(おぼ)れさせない。(おそらくアズキナシ?)
有草焉名曰薲草其狀如葵其味如葱食之已勞
草が有って、名は曰く、薲草と。その状(かたち)は韮(にら 葵(き)=韮(きゅう)?)の如(ごと)くで、その味は葱(ねぎ)の如(ごと)くで、これを食すると労(疲れ)を已(いやす)する。(おそらくノビル?)
河水出焉而南流東注于無達
河水が出でて、しこうして南東に流れて(南流東=南東流?)無達に注ぐ。
赤水出焉而東南流注于氾天之水
赤水が出でて、しこうして東南に流れて氾天の水(川)に注ぐ。
洋水出焉而西南流注于醜塗之水
洋水が出でて、しこうして西南に流れて醜塗の水(川)に注ぐ。
水出焉而西流于大杅是多怪鳥獸
黒水が出でて、しこうして西に流れて大杅に注ぐ。ここは怪鳥獣(ふしぎな鳥や獣)が多い。
鳥が有って、その名は曰く、鶉鳥と。これは、帝の箔覆(すだれのおおい? 百(はく)=箔(はく)? 服(ふく)=覆(ふく)?)を司(つかさど)る。(辞書ではウズラですが、西山経で見るかぎりではおそらくカワセミ? 箔覆は史記司馬相如列伝の「羽蓋」を参考に)
有木焉其狀如棠華黃赤實其味如李而無核
木が有って、その状(かたち)は棠(やまなし)の如(ごと)くで、華(はな)は黄色で赤い実で、その味は梨(なし 李(り)=梨(り)?)の如(ごと)くにして核(種子をつつむもの)が無い。
名曰沙棠可以禦水食之使人不溺
名は曰く、沙棠と。水(水害)を禦(ふせぐ)することができ、これを食すると人をして溺(おぼ)れさせない。(おそらくアズキナシ?)
有草焉名曰薲草其狀如葵其味如葱食之已勞
草が有って、名は曰く、薲草と。その状(かたち)は韮(にら 葵(き)=韮(きゅう)?)の如(ごと)くで、その味は葱(ねぎ)の如(ごと)くで、これを食すると労(疲れ)を已(いやす)する。(おそらくノビル?)
河水出焉而南流東注于無達
河水が出でて、しこうして南東に流れて(南流東=南東流?)無達に注ぐ。
赤水出焉而東南流注于氾天之水
赤水が出でて、しこうして東南に流れて氾天の水(川)に注ぐ。
洋水出焉而西南流注于醜塗之水
洋水が出でて、しこうして西南に流れて醜塗の水(川)に注ぐ。
水出焉而西流于大杅是多怪鳥獸
黒水が出でて、しこうして西に流れて大杅に注ぐ。ここは怪鳥獣(ふしぎな鳥や獣)が多い。