西南三百六十里曰崦嵫之山
西南へ三百六十里(一里150m換算で約54km)、曰く、崦嵫の山と。
其上多丹木其葉如穀其實大如瓜
その上には丹木(赤い木)が多く、その葉は槲(ブナ 穀(こく)=槲(こく)?)の如(ごと)くで、その実は大きいものは瓜(うり)の如(ごと)くで、
赤符而理食之已癉可以禦火
赤い柎(花のガク 符=柎?)にして黒い理(木肌)で、これを食すると癉(疲れ苦しむ)を已(いやす)し、火事を禦(ふせぐ)ことができる。(おそらくサルナシ?)
其陽多龜其陰多玉
その陽(南側)は亀(かめ)が多く、その陰(北側)には玉(宝石)が多い。
苕水出焉而西流注于海其中多砥礪
苕水が出でて、そして西に流れて海に注ぐ。その中には砥礪(といし)が多い。
有獸焉其狀馬身而鳥翼
獣が有って、その状(かたち)は魚(馬=魚?)の身(からだ)にして鳥のような翼(つばさ)で、
人面蛇尾是好舉人名曰孰湖
人のような面(かお)で蛇(へび)のような文(模様 尾=文?)で、これは人に戯(遊び興じる しばいする 挙(こ)=戯(こ)?)することを好(この)む。名は曰く、孰湖と。(おそらくゼニガタアザラシ?)
西南へ三百六十里(一里150m換算で約54km)、曰く、崦嵫の山と。
其上多丹木其葉如穀其實大如瓜
その上には丹木(赤い木)が多く、その葉は槲(ブナ 穀(こく)=槲(こく)?)の如(ごと)くで、その実は大きいものは瓜(うり)の如(ごと)くで、
赤符而理食之已癉可以禦火
赤い柎(花のガク 符=柎?)にして黒い理(木肌)で、これを食すると癉(疲れ苦しむ)を已(いやす)し、火事を禦(ふせぐ)ことができる。(おそらくサルナシ?)
其陽多龜其陰多玉
その陽(南側)は亀(かめ)が多く、その陰(北側)には玉(宝石)が多い。
苕水出焉而西流注于海其中多砥礪
苕水が出でて、そして西に流れて海に注ぐ。その中には砥礪(といし)が多い。
有獸焉其狀馬身而鳥翼
獣が有って、その状(かたち)は魚(馬=魚?)の身(からだ)にして鳥のような翼(つばさ)で、
人面蛇尾是好舉人名曰孰湖
人のような面(かお)で蛇(へび)のような文(模様 尾=文?)で、これは人に戯(遊び興じる しばいする 挙(こ)=戯(こ)?)することを好(この)む。名は曰く、孰湖と。(おそらくゼニガタアザラシ?)