Quantcast
Channel: 倭人伝を解く
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

東次二經之首曰空桑之山

$
0
0
東次二經之首曰空桑之山北臨食水

東次二経の首(はじめ)は、曰く空桑の山と。北に食水を臨(のぞ)み、

東望沮吳南望沙陵西望湣澤

東に沮呉を望(のぞ)み、南に沙陵を望(のぞ)み、西に湣沢を望(のぞ)む。

有獸焉其狀如牛而虎文

獣が有って、その状(かたち)は麑(シカの子 牛(ニウ)=麑(ニー)?)の如(ごと)くにして、虎(とら)のような文(模様)で、

其音如欽其名曰軨軨

その音(鳴き声)は麇(ノロジカ 欽(キン)=麇(キン)?)の如(ごと)くで、その名は曰く軨軨(リョウリョウと読めます。)と。

其鳴自叫見則天下大水

その名(なまえ 鳴(メイ)=名(メイ)?)は自らの叫(さけぶ)である。見(あらわれる)れば、天下が大水(おおみず)になる。(おそらくシマダイカー?)

又南六百里曰曹夕之山其下多穀而無水多鳥獸

また南へ六百里(一里150m換算で約90km)、曰く曹夕の山と。その下には 槲(ブナ 穀(こく)=槲(こく)?)が多く、そして水(川)が無く、鳥獣が多い。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

Trending Articles