中山經薄山之首曰甘棗之山
中山経薄山の首(はじめ)は曰く甘棗の山と。
共水出焉而西流注于河其上多杻木
共水が出でて、そして西に流れて河に注ぐ。その上には杻木(もちの木)が多い。
其下有草焉葵本而杏葉
その下には草が有り、葛(かずら 葵(ユィ)=葛(ユー)?)の本(茎(くき))にして荍(ぜにあおい 杏(キョウ)=荍(キョウ)?)のような葉で、
黃華而莢實名曰蘀可以已瞢
黄色い華(はな)にして莢(さや(豆類の実をつつむ外皮))のような実(み)で、名は曰く蘀と。瞢(はっきりみえない)を已(いやす)することができる。(おそらくハカマカズラ Bauhinia japonica Maximの一種?)
有獸焉其狀如𤠢鼠而文題
獣がいて、その状(かたち)は𤠢鼠(おそらくリス?)の如(ごと)くにして帯(おび 題(タイ)=帯(タイ)?)のような文(もよう)で、
其名曰㔮食之已癭
その名は曰く㔮と。これを食すると癭(こぶ)を已(いやす)する。(おそらくシマリス?Tamias)
中山経薄山の首(はじめ)は曰く甘棗の山と。
共水出焉而西流注于河其上多杻木
共水が出でて、そして西に流れて河に注ぐ。その上には杻木(もちの木)が多い。
其下有草焉葵本而杏葉
その下には草が有り、葛(かずら 葵(ユィ)=葛(ユー)?)の本(茎(くき))にして荍(ぜにあおい 杏(キョウ)=荍(キョウ)?)のような葉で、
黃華而莢實名曰蘀可以已瞢
黄色い華(はな)にして莢(さや(豆類の実をつつむ外皮))のような実(み)で、名は曰く蘀と。瞢(はっきりみえない)を已(いやす)することができる。(おそらくハカマカズラ Bauhinia japonica Maximの一種?)
有獸焉其狀如𤠢鼠而文題
獣がいて、その状(かたち)は𤠢鼠(おそらくリス?)の如(ごと)くにして帯(おび 題(タイ)=帯(タイ)?)のような文(もよう)で、
其名曰㔮食之已癭
その名は曰く㔮と。これを食すると癭(こぶ)を已(いやす)する。(おそらくシマリス?Tamias)