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Channel: 倭人伝を解く
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又東二十里曰歷兒之山

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又東二十里曰歷兒之山其上多橿

また東へ二十里(一里150m換算で約3km)、曰く歷児の山と。その上には橿(=枋(まゆみ)?)が多く、

多櫔木是木也方莖而員葉黃華而毛

櫔木が多く、この木は、毛(け 方(ホウ)=毛(ボウ)?)のある茎(くき)で、そして桜(さくら 員(イン)=桜(イン)?)のような葉(は)で、黄色い華(はな)にして毛があり、

其實如揀服之不忘

その実(み)は桃(もも 揀=桃?)の如(ごと)くで、これを服(飲む)すると忘れない。(おそらくユスラウメ?Prunus tomentosa)

又東十五里曰渠豬之山其上多竹

また東へ十五里(一里150m換算で約2.25km)、曰く渠豬の山と。その上には竹(たけ)が多い。

渠豬之水出焉而南流注于河

渠豬の水(川)が出でて、そして南に流れて河に注ぐ。

其中是多豪魚狀如鮪赤喙尾赤羽可以已白癬

その中には、ここには豪魚が多く、状(かたち)は鶃(サギににた水鳥 鮪(ユウ)=鶃(イー)?)の如(ごと)くで、赤い喙(くちばし)で、文(もよう 尾(ビ)=文(ブン)?)は赤い羽(はね)で、白癬(たむし)を已(いやす)することができる。(おそらくアマサギ?Bubulcus ibis)

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