Quantcast
Channel: 倭人伝を解く
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

又北四十里曰霍山

$
0
0
又北四十里曰霍山其木多穀

また北へ四十里(一里150m換算で約6km)、曰く霍山と。その木は槲(ブナ 穀(コク)=槲(コク)? 槲は辞書ではカシワとなっていますが、山海経のかぎりでは葉の形からブナの方が適当だと思います)が多い。

有獸焉其狀如狸而白尾有鬣名曰朏朏養之可以已憂

獣がいて、その状(かたち)は狼(オオカミ 狸(リー)=狼(ラン)?)の如(ごと)くにして、白い尾(しっぽ)で、鬣(たてがみ)が有り、名は曰く朏朏と。これを養うと憂(うれ)いを已(いやす)することができる。(おそらくタテガミオオカミ?Chrysocyon brachyurus)

又北五十二里曰合谷之山是多薝棘

また北へ五十二里(一里150m換算で約7.8km)、曰く合谷の山と。ここには薝棘(音から山棘(やまいばら)?または棘が棗の音であれば、三桑(既出)と書けて刺(とげ)の無い棗でイソノキ?)が多い。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

Trending Articles