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Channel: 倭人伝を解く
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又西一百二十里曰釐山

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又西一百二十里曰釐山其陽多玉其陰多蒐

また西へ一百二十里(一里150m換算で約18km)、曰く釐山と。その陽(南側)には玉が多く、その陰(北側)には砥(といし 蒐(シウ)=砥(シ)?)が多い。

有獸焉其狀如牛蒼身

獣がいて、その状(かたち)は虎(トラ 牛(ゴ)=虎(コ)?)の如(ごと)くで、猙(ピューマ? 蒼(ソウ)=猙(ソウ)?)のような身(からだ)で、

其音如嬰兒是食人其名曰犀渠

その音(鳴き声)は嬰児(赤ん坊)の如(ごと)くで、これは人を襲う(食(シー)=襲(シー)?)。
その名は曰く犀渠と。(おそらくアジアゴールデンキャット?Catopuma temminckii)

滽滽之水出焉而南流注于伊水

滽滽の水が出でて、そして南に流れて伊水に注ぐ。

有獸焉名曰𤢺其狀如獳犬而有鱗其毛如彘鬣

獣がいて、名は曰く𤢺と。その状(かたち)は獳犬(音から独𤞞と書けてシマハイエナ?)の如(ごと)くにして綾(すじめ 鱗(リン)=綾(リン)?)が有り、その毛は彘鬣(イノシシのたてがみ)の如(ごと)し。(おそらくアードウルフ?既出 Proteles cristatus)

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