Quantcast
Channel: 倭人伝を解く
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

凡薄山之首自苟林之山至于陽虛之山

$
0
0
凡薄山之首自苟林之山至于陽虛之山凡十六山二千九百八十二里

凡(およ)そ薄山の首(依拠する)は苟林の山より陽虚の山に至る、凡(およ)そ十六の山で、二千九百十二里(一里150m換算で約447.3km)。

升山冢也其祠禮太牢嬰用吉玉

升山は岧(山が高い 冢(チョウ)=岧(チョウ)?)であり、その祠(まつり)の礼は、太牢(最上等のごちそう)で、禜(なわ張りの中で行う天災をはらう祭り 嬰(エイ)=禜(エイ)?)は吉玉を用いる。

首山䰠也其祠用稌犧太牢之具蘖釀

首山は岑(山がきりたっている 䰠(シン)=岑(シン)?)であり、その祠(まつり)は稌(うるち米(粟))、酷(酒が濃い 黒(コク)=酷(コク)?)い酒(犧(キ)=酒(チウ)?)、太牢の具(最上等のごちそう)、醅醸(こごり酒 蘖釀(ハクジョウ)=醅醸(ハイジョウ)?)を用い、

干儛置鼓嬰用一璧

祼祓(酒を地にそそぎ神の降臨を願い、神に祈ってわざわいやけがれを除く 干儛(カンブ)=祼祓(カンフツ)?)、祈穀(穀物がよく実ることをいのる 置鼓(チコク)=祈穀(キコク)?)し、禜(なわ張りの中で行う天災をはらう祭り 嬰(エイ)=禜(エイ)?)は一つの璧(礼器の一つ)を用いる。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2176

Trending Articles