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Channel: 倭人伝を解く
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又北三十里曰嬰梁之山

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又北三十里曰嬰梁之山上多蒼玉于玄石

また北へ三十里(一里150m換算で約4.5km)、曰く嬰梁の山と。上には蒼玉(青い玉)が多く、玄石(黒い石)に(いしづく)する。

又東三十里曰浮戲之山

また東へ三十里(一里150m換算で約4.5km)、曰く浮戲の山と。

有木焉葉狀如樗而赤實

木が有って、葉の状(かたち)は苧(からむし 樗(チョ)=苧(チョ)?)の如(ごと)くにして、赤い実で、

名曰亢木食之不蠱

名は曰く亢木(=构木と書けます)と。これを食すると蠱(人を害する悪い気)にならない。(おそらくコウゾ?Broussonetia kazinoki × B. papyrifera)

水出焉而北流注于河

水が出でて、そして北に流れて河に注ぐ。

其東有谷因名曰蛇谷上多少辛

その東に谷が有り、因(よ)りて名は曰く蛇谷と。上には 少(=樟(クスノキ)?)、辛(=梓(アズサ)?)が多い。

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