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Channel: 倭人伝を解く
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又東南二百里曰琴鼓之山

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又東南二百里曰琴鼓之山其木多穀柞椒柘

また東南へ二百里(一里150m換算で約30km)、曰く琴鼓の山と。その木は穀(ミズナラ?既出)、柞(ナラ)、椒(サンショウ)、柘(やまぐわ)が多い。

其上多白其下多洗石

その上には白(白い、玉のように美しい石)、その下には洗石が多い。

其獸多豕鹿多白犀其鳥多鴆

その獣は豕鹿(=葱聾と書けてゴーラル?既出)が多く、白い犀(サイ)が多く、その鳥は鴆(或いはハヤブサ?(鴆(チェン)=鸇(チャン)?)が多い。

凡荊山之首自景山至琴鼓之山凡二十三山二千八百九十里

凡(およ)そ荊山の首(依拠する)は、景山より琴鼓の山に至る、凡(およ)そ二十三の山で、二千八百九十里(一里150m換算で約433.5km)である。

其神狀皆鳥身而人面

その神の状(かたち)は鶗(タカより小形の猛禽 鳥(テウ)=鶗(テイ)?)にして鸓(アカハラダカ?既出 人(レン)=鸓(ルイ)?)のような面(かお)である。(おそらく前出のハヤブサ?)

其祠用一雄雞祈瘞用一藻圭糈用稌

その祠(まつり)は、一つの璋(祭りや儀式に用いる圭の一種 雄(ション)=璋(ショウ)?)、圭(玉で作った礼器 鶏(ケイ)=圭(ケイ)?)、琥(虎の形の玉器 祈(キ)=琥(コ)?)を用い、禜(なわ張りの中で行う天災をはらう祭り 瘞(エイ)=禜(エイ)?)は一つの璋(祭りや儀式に用いる圭の一種 藻(ソウ)=璋(ショウ)?)、圭を用い、糈(=嘗(秋の祭り 糈(ショ)=嘗(ショウ)?)は稌(うるち米(粟))を用いる。

驕山冢也其祠

驕山は岧(高い山 冢(チョウ)=岧(チョウ)?)であり、その祠(まつり)は、

用羞酒少牢祈瘞嬰毛一璧

酎酒(濃い酒 羞(シュウ)=酎 (チュウ)?)、少牢(少ないごちそう)、琥(虎の形の玉器 祈(キ)=琥(コ)?)、璜(礼器の一つ 瘞(エイ)=璜(オウ)?)を用い、禜(祭名)、望(祭名)(嬰(エイ)=禜(エイ)?毛(モウ)=望(モウ)?)は一つの璧を用いる。

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